研究課題/領域番号 |
16300031
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
メディア情報学・データベース
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
小檜山 賢二 (小桧山 賢二) 慶應義塾大学, 大学院・政策・メディア研究科, 教授 (00306888)
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研究分担者 |
尾野 定康 (小野 定康) DMC機構, 教授 (70372927)
佐藤 宏介 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (90187188)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
2005年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
2004年度: 8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
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キーワード | 画像処理 / 3Dモデリング / IBM&R(Image Based Modeling & Rendering) / 3次元画像計測 / 照明問題 / IBM&R (Image Based Modeling & Rendering) |
研究概要 |
本研究が開発した手法は、機械部分、昆虫および植物のような微小かつ複雑な形状・色情報を有した実オブジェクトに対して有効な3次元画像計測技術である。 現在、ヴァーチャルリアリティ、拡張現実感、その他のインタラクティブ作品においては高品質の3Dモデルを必要としている。しかしながら、この要求に満足するような高精細な3Dモデルを生成するには、多大な費用と時間を要するのが現状である。そこで本研究プロジェクトでは、従来研究されていた"Shape from focus"の技術を拡張することで、実オブジェクトから超高精細でフォトリアリスティックなテクスチャを有する3Dモデルを短時間で生成する手法を提案、装置の開発を行った。またこのとき重要となる照明問題にも取り組んだ。さらに、実オブジェクトの光学的な性質である"透過・拡散現象"のモデル化、計測手法および表現方法を確立した。 本研究成果を用いることで、超高精細でフォトリアリスティックなテクスチャを有する3Dモデルの生成が可能となる。これにより、研究用途ではインターネット上のヴァーチャル標本としてあらゆる分野の研究者に学術的な資料を提供・共有することが可能であると期待している。また商用利用ではコンピューターグラフィックス、3Dゲーム、ディジタルシネマ等さまざまな用途における利用を期待している。また本研究が提案した手法によって明かされる微小な実オブジェクトが持つ情報は、芸術にも通ずるものがあり、幅広い分野において利用可能であると期待できる。
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