研究課題/領域番号 |
16300037
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
メディア情報学・データベース
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研究機関 | 独立行政法人宇宙航空研究開発機構 |
研究代表者 |
三浦 昭 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部・宇宙科学情報解析センター, 助手 (40280557)
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研究分担者 |
笠羽 康正 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部・惑星研究系, 助教授 (10295529)
篠原 育 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部・宇宙科学情報解析センター, 助教授 (20301723)
松崎 恵一 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部・宇宙科学情報解析センター, 助手 (20321565)
田村 隆幸 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部・宇宙科学情報解析センター, 助手 (00370099)
馬場 肇 茨城大学, 大学教育研究開発センター, 助手 (40386553)
長瀬 文昭 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部・宇宙科学情報解析センター, 教授 (00022690)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
15,100千円 (直接経費: 15,100千円)
2005年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2004年度: 9,600千円 (直接経費: 9,600千円)
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キーワード | 宇宙科学 / 天文学 / 大規模データベース / データ解析 / 高速ネットワーク / スーパーSINET / 仮想天文台 |
研究概要 |
1.遠隔地データ共有に係る技術検討 遠地点間のデータ共有方式について各種比較評価を行った。高速ファイル共有方式(SRFS)は大規模・高速のデータ伝送やデータ整合性保証には有効であるが、小規模データ伝送にはNFSが比較的有効であった。NFSにはデータ整合性保証がないが、宇宙科学研究本部が提供するデータ・解析環境においては、別の手段で整合性を維持可能であると判断した。GRID関連のファイル共有技術は、現状の解析環境と親和性に欠ける結果となった。 2.統合解析環境の構築 前章の結果より、SAN上の高速ファイル共有方式とNFSの組み合わせを基本とした統合データ処理環境構築を行った。 国立天文台とのデータベース連携を推進した。宇宙科学研究本部・国立天文台共同で、データベースの一元的検索・閲覧を実現するシステム(jMAISON)の開発、評価を行った。 科学衛星データ提供環境(DARTS)の開発基盤を共通化し、また国際標準化が進むVirtual Observatory(VO)に基づいて宇宙科学データベース、天文学データベースを一元的インタフェースで提供するための評価・開発を行った。 宇宙科学研究本部・国立天文台間で、次世代衛星向けデータ処理環=境の評価を行った。1Gbpsの帯域をもつMPLS/VPN回線上において、NFSを用いた広域ファイル共有の性能評価を行った結果、標準的な能力のワークステーション・パソコンを組み合わせの中で300Mbpsのファイルアクセス性能を達成できるものが存在することが示された。 各種観測データや解析ソフトを一元的に利用できる解析環境の評価・整備を行った。同解析環境を他機関でも共有可能とすべく、関係校の協力の元、運用評価を開始した。今年度の運用においては、スーパーSINET専用線を経由することで,遅延などは問題にならない程度であった.
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