配分額 *注記 |
13,670千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
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研究概要 |
CCDカメラの光軸上に配置した光学系を回転させ,撮影される映像に円運動(円形速度バイアス)を加えることで三次元計測を行う手法を考案し,物体形状や流体速度分布の計測に応用した.本研究では,光学系にビームスプリッタを用いることで,円軌跡と同時に円軌跡の中心を撮影するシステムを試作した.また,アーム型ロボットに計測器を取り付け,計測結果に基づいてロボットアームの操作を行うコンパクトなロボットビジョンとしての心用を試みた.撮影される軌跡の近傍のみを画像から切り出すアルゴリズムを活用した.また,撮影される螺旋軌の中心位置が正確に検出されていない場合,螺旋の径の変化が正弦波状になり,直線的に算出できない問題があった.そこで,求められた螺旋の中心位置を修正しながら径変化をグラフ化し,それが直線的になる位置を螺旋の中心位置として調整するアルゴルズムを追加した. 水槽内の計測点を撮影した場合,水槽の形状により屈折の影響を受ける.そのため高精度な計測を行うには,計測結果に対して,歪みを補正する手法が必要となる.そこで,多数の基準点を描いた校正板を水中に設置し,それを計測器で撮影することで歪みの補正を行うアルゴリズムを試作した.具体的には,基準点の実座標とそれを撮影した場合のカメラ座標の位置をテーブル化し,計測位置における歪み量をテーブルから求める方法を用いた. 移動する計測点の計測性能評価を行うために,レーザスポットをガルバノミラーで移動させ,移動するレーザスポット光を計測することを試みた.これにより0.4mm以下の誤差で計測できることを確認した. 円筒水槽内に回転円盤を設置し,それを回転させることで生じる旋回流を本計測器で撮影することを試み,流れ場の速度分布を良好に算出できることを確認した.
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