研究課題/領域番号 |
16300130
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経・筋肉生理学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
黒見 坦 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (30009633)
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研究分担者 |
上野 耕平 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (40332556)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
14,900千円 (直接経費: 14,900千円)
2005年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
2004年度: 8,400千円 (直接経費: 8,400千円)
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キーワード | シナプス小胞 / リサイクル / エンドサイトシス / ショウジョウバエ / エキソサイトシス / チャネル / アクチブゾーン / La3+ / ノンアクチブゾーン / シナプス伝達 / 高頻度刺激 / Ca2+チャネル / PLTXII / タンパクリン酸化 |
研究概要 |
本研究は、シナプス小胞の神経末端での存在様式、その移動、エンドサイトシス、リサイクル等の機構が、どのようなメカニズムによって制御されているか、シナプス信号伝達にどのように関与しているか、明らかにすることを目的とした。得られた結果は次のとおりであり、一部雑誌に発表した。 1.シンプス少胞のエキソサイトシスとエンドサイトシスは、従来の仮説とは全く違って、別々のチャネルを通して流入したCa2+によって制御されている。 2.シナプス小胞のエンドサイトシスを支配するCa2+流入は、クラスリン等のエンドサイトシスに関与する分子の集積を引き起こす過程でその役割を担っている。 3.シナプス小胞のエンドサイトシス経路は、シナプスで少なくとも2つ存在する。一つは、いわゆるactive-zoneで起こるもの(active-zone endocytosis)とその外で起こるもの(non-active-zone endocytosis)であり、二つは、その薬物反応性、シナプス活動性等で全く反対の性格を示した。 今後、1.Ca2+流入後のエンドサイトシス関連分子集積機構、2.各エンドサイトシスの関係、3.小胞の移動きこう構の解明が重要課題として残っている。
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