研究課題/領域番号 |
16300177
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
荒井 恒憲 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (30338199)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
14,900千円 (直接経費: 14,900千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2004年度: 8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
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キーワード | レーザ溶着 / シース抜去孔 / 半導体レーザ / 組織判別 / 後方散乱光 |
研究概要 |
インターベンション治療後のシース抜去孔の止血閉止法の開発が待望されている。研究者は、レーザ溶着原理を用いた低侵襲なシース抜去孔閉止法を提案し研究した。 2004年度 血管レーザ溶着に関するパラメータを経時的に計測できる実験系を構築し、シース抜去孔閉止に適した条件を実験的に検索した。摘出ブタ頸動脈内を生理食塩水で加圧し、半導体レーザ(波長810nm)を光ファイバーで伝送し、自動ステージを用いて一定速度で抜去を行いながら、ICG染色したシース穿刺部分の血管にシース内より照射した。圧力、温度等はデジタルペンレコーダで計測した。シース抜去速度レーザ出力が50μmls、0.75Wの時最も良い溶着が得られた。データの処理・記録にはパーソナルコンピュータを用いた。 2005年度 持続的に動脈血圧が印加できる装置を付加したin vitroシース抜去孔モデルを用意した。細径血管内視鏡での血管内腔からの観察を併用した。従来検討している方法にて、外膜溶着により抜去孔が最大97%縮小し、レーザによるシース抜去孔止血の実現可能性が示された。血管壁の温度計測および、分光蛍光光度計計測により、コラーゲン溶着が原理であることが分かった。ブタの心筋、大動脈、血液を用いて光学的ex vivoモデルを作成し経ファイバー的に後方散乱光スペクトル計測を行ったところ、血管壁位置を判別できた。 2006年度 本法の安定した封止達成を目的とし、ファイバー先端部分からの光学計測データによりレーザ照射のフィードバック制御を行うシステムを構築した。閉止面積の大きな溶着を行えるように、ファイバー側方への光強度を増加させるような先端形状を検討・製作した。後方散乱光を用いたICG染色程度測定・組織判別の検討、およびICG脱色を用いた温度制御の可能性を検討したところ、60℃付近の温度モニタとしてICG脱色を観測するのは、感度上不可能であることが分かった。
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