研究課題/領域番号 |
16300217
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
須田 力 北海道大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90091470)
|
研究分担者 |
河口 明人 北海道大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70214608)
森田 勲 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助教授 (70118165)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
|
キーワード | 豪雪地 / 除雪 / 6分間歩行 / 運動介入 / スイッチング・センサー / 運動強度 / 10m障害物歩行 / 在宅トレーニング / 遮光式赤外線センサー / 筋力トレーニング / 生活機能 / 人力除雪 / 有酸素能力 / 自立生活能力 / 克雪・利雪・親雪 |
研究概要 |
豪雪地住民は、冬季に雪道歩行や除雪のようなきつい作業があるにもかかわらず冬季間不活動になり勝ちとなる。本研究は、(1)身体活動の運動強度の測定、(2)中・高年の人たちの生活機能を高める在宅トレーニングの介入研究、(3)筋力トレーニングと有酸素運動のための簡易で安価な在宅トレーニング用具の開発、を行った。主な知見は以下の通りである。 1.雪上路面の歩行や除雪のような冬季の身体活動の酸素需要量は、無雪期よりも多くなる。 2.運動介入は、栗沢町、三笠市、士別市の中・高年者110名に対して、積雪期入りの第一回の測定時における運動ガイダンス、参加者へのダイレクト・メールによる運動の奨励、カレンダーによる運動と健康づくりの情報提供によるものであった。冬季明けの第2回目の測定に参加した男性25名において、握力、上体起こし、開眼片足立ち、10m障害物歩行、6分間歩行およびADL得点に、女性20名において6分間歩行に有意な向上を示した。しかしながら、安静時血圧は収縮期、拡張期とも冬季間で上昇する傾向が見られた。 3.ステップエクササイズ用にステップ数がカウントされる装置を、スイッチング・センサーと安価な電卓を利用して試作した。ゴムチューブ、座椅子、ディジタル体重計を使用して簡易な脚筋力用具を試作した。これらの用具は、運動実施者が歩行距離、ステップ昇降高さ、発揮した筋力をモニターできるため、冬季の在宅トレーニングに有用と考える。
|