研究課題/領域番号 |
16300251
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
熊野 善介 静岡大学, 教育学部, 教授 (90252155)
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研究分担者 |
國宗 進 (国宗 進) 静岡大学, 教育学部, 教授 (50214979)
二宮 裕之 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (40335881)
唐木 清志 筑波大学, 人間総合科学研究科, 講師 (40273156)
萱野 貴広 静岡大学, 教育学部, 教務職員 (30293591)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
14,100千円 (直接経費: 14,100千円)
2006年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2005年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
2004年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
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キーワード | e-learning / 学びの協働体 / 理数科教師教育 / FirstClass / 北米とインドネシア / デジタルコンテンツ / レッスンスタディ / 学びの共同体 / 主体的な自己研修 / インドネシア / アメリカ / カナダ |
研究概要 |
新しい学習指導要領や個に応じた指導、目標に準拠した評価をさらに推進めるためにもっとも必要なことは、プロの教師の養成である。本研究では、少人数でのインターネットを介した高度な会議システムを利用することで、個々の教師が「プロの理科教師」として自己を啓発していく動的なアクション研究を進めながら、次世代の理数科の教師教育のあり方を検討することが大きな目的である。前々年度、前年度に引き続き、本研究で使用するe-learningシステム(FirstClass)を利用し、理科教師が主体的に学習ができるための、理科授業の質を向上させるオリジナルなコンテンツのさらなる追加を行った。27名の小学校・中学校・高等学校・大学・教育委員会指導主事からなる「静岡理科教育研究会」の組織の更新をした。すなわち、浜松市立北庄内小学校、浜松市立東部中学校、静岡市立千代田小学校での理科授業を採録し、ウェブ上にアップロードした。Face to faceの会議〔3回プロジェクト全体では10回〕とWeb上での研修会を行った。大学院の授業の一環としても導入を試みた。先生方や学生の話し合いをすべて記録し、分析が試みられた。「学びの共同体(Community as Learners)」のモデルを立ち上げ,データを収集し、教師や院生の質がどれほど向上しうるか議論し、評価を行った。さらに、アメリカを訪れ、全米科学教師教育学会(ASTE)において、本研究成果を発表すると同時に、理数科教師教育e-learning関連の研究について調査した。北米ではフリーウェイの双方向型のe-learning〔例えばムードル〕を教師教育や学校で使用する頻度がこの3年間で飛躍的に高くなっていることが発見された。また、e-learningの大切な観点が、主体的で思考力を高めるためのものであることが具体的データと海外文献の両面で確認できた。三年間の成果をまとめ3月26日に最終報告書が完成した。
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