配分額 *注記 |
12,490千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 690千円)
2007年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2006年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2004年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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研究概要 |
1.概要 この研究プロジェクトでは,小中学校の理科授業において児童の科学概念の構成,特に科学的なモデルの構成を支援するソフトウエアの開発と,それを利用した教育実践モデルの開発と評価に取り組んだ。 2.システムの開発 理科授業で用いるための描画の機能と,描いた描画履歴を記録して,それを反復再生する機能を実装したWindowsソフトを開発し,「反復再生可能型描画システムPolka」と名付けた。これは,児童・生徒の反省的思考を促し,科学的な概念の構成を容易にする。ソフトウエアは,理科の観察対象を児童・生徒が単純なモデルとして認識することを促すため,簡単な図形の組み合わせによるドロー系ソフトとして設計した。このシステムについて,Webサイトや学会のワークショップにおいて普及につとめ,学校現場からの要望を取り入れた。 3.教育実践モデルの開発 小中学校教師の研究協力者に実際の理科授業で使用していただき,反復再生可能型描画システムPolkaを利用する理科授業の実践モデルの開発を行い,そのつど学会等に発表した。押し縮められた空気の働き,流れる水の働き,電流,光合成,など,いくつかの単元の実践モデルが得られた。 4.課題 教育実践を通して,現象の変化を表現する機能を持つシステムの必要が指摘され,アニメーション機能を含む新しいシステム開発の研究プロジェクト申請につながった。
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