研究課題/領域番号 |
16300263
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
中山 実 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (40221460)
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研究分担者 |
赤堀 侃司 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)
西原 明法 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (90114884)
西方 敦博 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (60260535)
山本 洋雄 信州大学, 全学教育機構, 教授 (70345768)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2004年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | eラーニング / 教材作成 / 学習意欲 / パーソナリティ / 学習スタイル / 日米比較 / 因果分析 / 教材評価 / ストリーミングビデオ / 自己組織化マップ / シーン分割 / 学習者属性 |
研究概要 |
本研究では、通常の対面講義の学習支援用eラーニング教材の効率的作成手法の開発と、学習者特性を考慮した効果的な学習支援方法を検討することを目的とし、以下のような内容を研究した。 (1)eラーニング教材の作成手法の開発 プレゼンテーションソフトや黒板を用いた授業の映像から、eラーニング教材を簡便に作成する手法を開発した。SCORM規格に準拠するためのオブジェクトの定義方法も検討した。また、講義をストリーミングビデオとして効率的に配信する方法として、シーン分割とシーンの分類表示するシステムを開発した。 (2)学習システムでの学習者特性と学習評価との関係 学習者の属性が授業での学習活動に関係すると考えられることから、学習者の動機付け、性格、思考スタイルを調査する項目を整理した。日本と米国での事例を比較することを前提としたため、両国で調査測定できる可能性を確認した。また、英語版を日本語訳した性格検査については、これを公表した。米国フロリダ州の大学学部生、日本の学部生と大学院生を調査対象とし、学習活動や授業成績との関係を因果分析によって検討した。調査の結果から、日米の学生の違いを明らかにした他、学習者特性との関係、授業による学習者の変容と学習成績との関係を分析した。これらの結果から、対面学習とeラーニングを利用する授業方法についての知見をまとめた。 (3)学習者の学習履歴データに基づく評価方法の検討 e-Learningにおけるアクセスログデータを基に、学習者行動、特に学習をやめてしまう学習者検出の手法を開発した。教材によって学習傾向が異なることから、事前情報を用いない判別手法で検討した。プロトタイプの授業でのアクセスログデータを分析して手法を検討し、他の新規の授業にも適用した。その結果、新規の授業でも学習中断者の検出ができる可能性が示された。
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