研究分担者 |
加藤 直樹 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (30252117)
興戸 律子 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 助手 (00362179)
益子 典文 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (10219321)
松原 正也 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (80281046)
伊藤 宗親 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (10282310)
南部 昌敏 上越教育大学, 学校教育総合研究センター, 教授 (90143627)
梅澤 実 鳴門教育大学, 学校教育実践センター, 教授 (60314887)
岡田 珠江 三重大学, 教育学部附属教育実践総合センター, 助教授 (50288693)
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研究概要 |
本研究は,(1)教員養成コアカリキュラムの授業科目に関する教材の共同開発,および,その共同開発手法の開発,(2)開発された教材を個々の大学の実情に合わせて利用する手法の開発,(3)開発と利用に際し,Learning Management System (LMS)をそのプラットホームとして用いての教材の蓄積・開発・利用と,そのための協議が日常的に行える環境の開発と,参加教官らによる利用手法の開発を行うことを目的とする。 そのために以下の研究を実施した。 LMS機能開発チームは,e-Learningの3形態の授業のうち,特にWeb型非同期遠隔授業及びVOD型非同期遠隔授業に対応できる教材開発環境の構成検討と実装を,代表的LMSであるBlackboardとMoodleで行った。その開発環境を,国立大学教育実践研究関連センター協議会の加盟機関所属教員等に公開し,開発環境の検証のためのテストコース作成を進めた。 教材開発チームは,教育実践研究関連センターが検討を行っている授業科目試案にもとづき,学習環境・学習情報,テクノロジーの活用,コミュケーションに関する領域,子どもの発達に関する領域,専門職としての成長,教授方略に関する領域で科目を決定し,教材を開発する。本年度は特に,テクノロジーの活用,子どもの発達に関する領域のうちカウンセリング,教授方略に関する領域のうち授業実践についての科目について,VOD型非同期遠隔授業のためのビデオクリップコンテンツ(DVDディスク3枚相当)を開発した。 さらに,テクノロジーの活用領域の,授業での活用の参考となるような,各種情報メディアの活用アイディア集(Web型非同期遠隔授業)の作成のために,取り扱うべき情報メディアの選定を行うとともに,開発作業を行った。特に教師教育において,教師自ら教育課題を解決していける一つの手法の取得として「メディア」の活用を考える態度を育成する,「伝達型」から「創造型」の教育情報への視点転換,すなわち,アイディアそのものを創造し,アイディア集を共同開発する「学校現場のメディア活用アイディア創造プロジェクト」構想を検討した。
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