研究分担者 |
ROBERT Ridge (RIDGE Robert) 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (10211666)
河原林 裕 (独)産業技術総合研究所, 糖鎖工学センタ, 主任研究員 (90195165)
久留主 恭朗 (久留主 泰朗) 茨城大学, 農学部, 教授 (60272118)
杉立 年弘 国際基督教大学, 教養学部, 研究員 (10407190)
帆秋 利洋 大成建設, 土木研究所, 主任研究員
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配分額 *注記 |
15,900千円 (直接経費: 15,900千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2005年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2004年度: 10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
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研究概要 |
1.海洋性α&γ Proteobacteria22種,好熱硫黄酸化細菌Aquifex 1種,超好熱古細菌Thermococcus 1種の粒子生産を確認.好熱細菌Aquifex sp由来広宿主域VP(ST-VP)形質導入大腸菌株(ST-E-trans)生産粒子(STEVP)は,染色体遺伝子,薬剤耐性プラスミド(伝達頻度:〜10・transductants/粒子),細胞質性蛋白質も伝達可能.STEVPに,peptidase/proteinase : 1.05 punit/粒子;glycosidase : 51.1 funit/粒子(1 unit : 1μ mole turnover/min at 30℃)活性を確認.recA relA形質導入により通常定常期に開始される粒子生産が,対数期から開始.形質導入DNAは染色体外遺伝子として細胞質に浮遊. 2.VP粒子DNAのmolecular cloningにより,大腸菌染色体遺伝子配列がほぼ同一頻度で得られ,初めて広宿主域遺伝子伝達粒子(VP)による水平遺伝子伝達の物質的実態を伴う証拠を獲得.好熱菌・高熱古細菌由来VPは,中温菌に高温耐性を伝達. 3.土壌環境広宿主域VP検索:環境窒素固定細菌の生産ウイルス様粒子VLP(SG-VLP)を受容大腸菌E.coli DH5αに感染,4.37x10 transductants/粒子の頻度で窒素固定能獲得大腸菌株を獲得.SG-VLPの受容大腸菌をE.coli JE6937に替え,ca 10 transductant/粒子頻度で継代可能な粒子生産能/窒素固定能獲得大腸菌株を獲得. 4.環境硫酸還元菌からのウイルス様粒子生産を確認. 5.土壌環境回収DNAを用いてライブラリー構築効率を検討.効率的ライブラリー構築手法を確立. 6.VPゲノム保有遺伝子発現モデルの検討:環境採集遺伝子領域の大腸菌内発現で複数の耐熱性保持分子種を含む可溶性蛋白質を獲得,数種の機能を解明. 7.高温耐性獲得関与分子シャペロンGroELの温度適応領域を同定.真正細菌由来GroELのC末端領域と増殖温度の正相関を証明.枯草菌由来耐熱性分子シャペロンgroELを用いてsingle-ring mutant GroELを構築.大腸菌・枯草菌GroE間で異なる基質28種類を同定.基質蛋白質と大腸菌/枯草菌由来GroEの結合解析でGroEの基質結合能多様性を示唆.同定基質蛋白質中のAhpCのみが大腸菌GroEの基質として機能既知,好熱菌Thermus thermophilusの報告無し.大腸菌/枯草菌由来GroELの基質蛋白質として枯草菌RecA蛋白質を基質とした結合特異性を初めて発見.
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