研究課題/領域番号 |
16310067
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノ構造科学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
吉原 佐知雄 宇都宮大学, 工学研究科, 助教授 (70220712)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | ボロンドープダイヤモンブ / QCM / カルボキシル化 / アミノ酸修飾 / 外圏型電子移動反応 / DNA / 電気化学 / 表面官能基 / ボロンドープダイヤモンド / カルボシキル化 / ホウ素ドープダイヤモンド / 電気化学QCM / マイクロ波プラズマCVD / リフロー / アミノ改質 / カルボキシル / L-フェニルアラニン |
研究概要 |
我々は、世界で初めてダイヤモンドを用いた電気化学QCM基板の開発に成功した。それは、ホウ素ドープダイヤモンド(以下BDDと略す)QCM電極をリフロー(最熱処理)法により作製するもので、この斬新なEQCMセンサーはいくつかの電気化学の実験条件でまったく安定しており、このようなダイヤモンド-QCM電極を用いて、酸性溶液中のダイヤ表面の水素発生、酸素発生および表面酸化反応を検討することによって、電気化学的なmicro gravimetryツールとしての有用性を確認するにいたった。その質量感度は48.1Hzcm^2/μgと算出でき、これは、理論値に対して約2%低いものであるが、充分な質量感度が期待できるものであった。 DNA分子や光学活性なアミノ酸分子を固定化した修飾電極の作製ならびに応用を目的とし、ダイヤモンドQCM表面をカルボキシル化またはアミノ酸修飾し、それぞれの特性評価としてXPSを用いて分析を行った。 このようにダイヤモンドQCM表面をカルボキシル化ま層たはアミノ酸修飾したダイヤモンドQCM電極を用いて、フェリシアン/フェロシアン化カリウムの如き、外圏型電子移動の系に対して、適用し、その共振周波数変化より。豪面官能基と当該系との相互作用について検討した。 今後、この技術を応用し。QCMによりDNAの結合情報を直接質量変化として捉え、フェロセン等の電気化学マーカーを必要としない、より正確なDNAチップの開発を目指す。
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