研究課題/領域番号 |
16310105
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
KNELLER ROBERT 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (20302797)
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研究分担者 |
WALSH John P (WALSH John P.) 東京大学, 先端科学技術研究センター, 科学技術振興特任教員(特任教授) (10345134)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
12,700千円 (直接経費: 12,700千円)
2005年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
2004年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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キーワード | 産学官連携 / バイオベンチャー / イノベーション / 製薬産業 / 薬品開発 / 技術移転 / 知的財産権 / TLO(技術移転機関) |
研究概要 |
本研究は、次の問いに答えようとするのが目的である: 1)イノベーションの初期段階において外部の独立機関(特に大学やベンチャー企業など)への依存度が強くなるのは、大企業の自前主義が弱まってきているということだろうか?自前主義において典型的であった、子会社や関連会社のR&Dや大学教授との個人的つながりよりも、営利を目的に活動する独立の団体、特に独立系ベンチャーや大学(さらには組織内の研究者個人で(少なくともある程度までは)アントレプレナー的な動きをする者たち)に対しての依存度が強まる、という意味である。 2)イノベーションのパターン、特に社内イノベーション(自給型)とアウトソーシングによるイノベーション(オープンソース型)について国や産業によってどのように異なるのか? 3)オープン・イノベーション・システムが社内(自給型)イノベーションジステム(産業や国などの条件を考慮)と比較して優れている/劣っているという場合の根拠は何か? 4)日本の国立大学の独立法人化は大学-産業間の関係にどのような影響をもたらしたか?大学はアントレプレナーシップ的活動を行なっているか、もしくは大学での研究成果を利用するには、旧来の研究室・教授レベルの付き合い・つながりが依然としてものをいう状態にあるのか? 本研究ではこれら全ての問いに答えることができていないが、本報告書に記載の出版物においても上記の問題について述べている。さらに後続の研究及び拙書「孤島に橋を架ける-ベンチャー企業と今後の日米産業界の姿("Bridging Islands, Venture Companies and the Future of Japanese and American Industry")」(オックスフォード大学出版、2007年5月刊行予定)で問題全体について網羅する。拙書では本研究と後続研究の成果を合わせ紹介する。
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