配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
2006年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2005年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
2004年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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研究概要 |
RFIDの技術的問題,コストの問題,流通数量の3要因が相互依存していることがその普及を妨げる理由である.流通数量を増やすために,本研究では,RFIDをローカルシステム内で循環させると同時に,システム問ではインターネットを介して製品データやラベルなど必要情報を共有する方式を提案した.RFIDラベルはシステム内で循環するので,データを書き込む手間はかかるが,1つのローカルシステムだけでもRFIDのメリットを享受することができるだけでなく,安全性が高いなどのメリットもある.本研究におけるHN-RFIDシステムでは家庭内在庫管理のモデルを構築し,Visual Studioでデータベースを構築し,衣類,宝石など在庫データ入力・検索機能や,牛乳など日需品の発注アドバイス(量と時間)機能を開発した.これを模擬小売店に連結し,発注の意思決定が行われたときに,その情報が模擬小売店に自動的に伝送されることを確認した.HN-RFIDシステムのデータベースは在庫管理システムとその上に成り立っ各種アプリケーションから構成した.HN-RFIDシステムにおいて重要なことは,眠っている情報と変化する情報の両方をダイナミックに提供することであり,従来の在庫システムとは違った知能ロボット的な機能が必要になっていることである.現在,ロボットが椅子や食卓など家庭内物体を認識するシステムが開発されているので,将来はこのロボットとの情報共有やシステム統合が重要な課題であると思われる.研究成果は3年間で,学術雑誌論文13編,国際会議論文24編,国内会議論文多数を公表することができた。
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