研究課題/領域番号 |
16310161
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
新川 敏光 京都大学, 大学院公共政策連携研究部, 教授 (30216212)
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研究分担者 |
池上 岳彦 立教大学, 経済学部, 教授 (50202875)
藤本 陽子 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (00238619)
櫻田 大造 関西学院大学, 法学部, 教授 (50225851)
細川 道久 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (20209240)
鄭 暎惠 大妻女子大学, 人間関係学部, 教授 (10207326)
柳原 克行 大同工業大学, 教養部, 講師 (60367646)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
13,800千円 (直接経費: 13,800千円)
2006年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2005年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2004年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
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キーワード | カナダ / 社会的統合・社会統合 / 国民国家・ナショナリズム / 福祉国家・社会政策 / 連邦主義・連邦制・地域主義 / 国際研究者交流 / ポスト・コロニアル文学 / 外交政策 / 福祉国家・社会保障 / 英米文学・ポストコロニアル / 社会的総合・社会統合 / 英米文学 / ポスト・コロニアリズム / 国民国家・ナショナリズム・帝国 / 福祉国家・社会政策・社会保障 / 連邦主義・連邦制度・地域主義 |
研究概要 |
1.三カ年計画の本研究の研究目的は次のとおりであった。(1)カナダ福祉国家の発展がどのように社会的統合、国民国家形成に寄与し、どの点において国民国家を超える社会的連帯・包摂の可能性を示しているのかについて、具体的な社会政策に即して、構造的特質と変容(連邦・州政府関係、政党政治、財政)に焦点を当て検討する。(2)カナダが独自のナショナル・アイデンティティを求める過程で、どのような国家像を対外的に打ち出すようになってきたのか、その特質を歴史学・国際関係論から検討する。(3)上記二点との関連で、カナダ文学における国民形成運動と変容を分析し、(4)少数民族の社会的包摂という観点から、移民受け入れと支援政策を検討する。以上の目的は、下記の研究会と海外調査をつうじて、別表の業績一覧にかかげるとおり達成された。 2.プロジェクト初年度は、各分野間の相互理解と共通認識形成を第一の目標に掲げ、頻繁な研究会を実施し、諸分野にわたってカナダ研究者たちを招き、相互理解を深めた。そのほか欧州大学機構のPhilip Schmitter教授を招き、社会的統合原理について討議した。また、藤本・細川が現地調査を実施した。 3.第二年度では、研究会で各分野の研究者たちから専門知識の提供を受けるとともに、新川・藤本・鄭・柳原が海外調査を実施した。 4.最終年度では、京都大学で国際シンポジウムを開催したほか、本プロジェクトの成果出版に向けての合宿をおこなった。シンポジウムは二日間にわたって開催され、一日目は福祉国家研究の観点から、二日目はカナダ研究の観点から、報告・討議が行われた。海外からは、Harold Wilensky、Keith Banting、Francis Castles、Kent Roach、Roy Miki、Smaro Kamboureliの諸教授が参加した。 5.本プロジェクトの成果はミネルヴァ書房から出版予定である。
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