研究課題/領域番号 |
16320028
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
西澤 美仁 上智大学, 文学部, 教授 (50134424)
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研究分担者 |
居駒 永幸 明治大学, 経営学部, 教授 (10159650)
菊地 仁 山形大学, 人文学部, 教授 (50125762)
木下 資一 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (90134981)
小林 幸夫 東海学園大学, 人文学部, 教授 (50249299)
錦 仁 新潟大学, 現代社会文化研究科, 教授 (00125733)
浅見 和彦 SEIKEI UNIVERSITY, FACULTY OF LITERATURE, PROFESSOR (40102173)
花部 英雄 國學院大学, 文学部, 専任講師
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
7,150千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 西行伝承 / 紀路歌枕抄 / 遠藤家系図 / 佐久郡三十三所縁起 / 滋野一族 / 伊勢御師 / 興隆寺 / 西行腰掛石 / 小夜の中山 / 専称寺 / 笠掛の松 / 西住墓 / 長国寺 / 有明山 / 西行庵 / 西行歌碑 / 鎌刃越 / 三佐野 / 真田信之 / 安養寺 / 西行像 / 西行松 / 高野山 / 天野 / 八上王子 / 田端普門寺 / フォークロリズム / 熊中奇観 / 長船吉兵衛貞常 |
研究概要 |
平成16年度から19年度まで、8月上旬または下旬に、和歌山(高野山及び熊野)・伊勢、香川(白峯及び善通寺)・静岡(小夜の中山及び専称寺)の実地調査を西行伝承研究会(第9回〜第12回)として開催した。その間、現地の研究者との交流を行い、口野西真定(高野山奥の院維那=当時)・樫山茂樹(南方熊楠記念館常務理事=当時、故人)・晝川楠茂(伊勢市立郷土博物館)岩井田尚正(伊勢御師)・岡田登(皇學館大学教授)・高橋弘(坂出郷土資料館)・中井博一(鎌刃越開拓)・片山友一(水茎の岡西行庵管理)ほか多くの方々から有益な御協力を得た。研究会の開催以外にも、和歌山県博物館で木村蒹葭堂『熊中奇観』を調査したほか、岡山県瀬戸内市長船で「西行腰掛石」の縁起を調査、山梨県南部町西行で西行の一族を伝承する遠藤家系図・西行像を調査、長野県山ノ内町で興隆寺の縁起に連なる『寺志』『萬松山興隆寺之賦』を調査するなど、全国各地の西行伝承調査を行った。中でも、日比・渋川から白峯への航路及び鎌刃越を経由する伝承ルートを直接体験することができたこと、『佐久郡三十三所縁起』との関連で、布引観音から善光寺に至る西行伝承が滋野一族のアイデンティティーを語るものとして真田信之の松代藩政に利用された可能性を見出したこと、『紀伊続風十記』『紀伊名所図会』に連なる紀伊国地誌の原点ともいうべき『紀路歌枕抄』校本を完成させ、西行伝承の形成を具体的に判明させつつあること、は大きな収穫と思われる。19年年末には名古屋大学阿部泰郎教授が主催する研究集会を共催して、シンポジウム・講演会ほかを行い、三次10年間に及ぶ「西行伝説の説話、伝承学的研究」及び12年間に及ぶ「西行伝承研究会」の締めくくりとした。
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