研究課題/領域番号 |
16320045
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
各国文学・文学論
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
上野 隆三 立命館大学, 文学部, 教授 (80213388)
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研究分担者 |
高田 時雄 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60150249)
芳村 弘道 立命館大学, 文学部, 教授 (50330006)
氏岡 真士 信州大学, 人文学部, 助教授 (60303484)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
2006年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2004年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
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キーワード | 漢書故事大全 / 金楷理文庫 / ドイツ国立図書館 / ローマ図書館蔵広東俗曲 / キヨソネ美術館 / ロシア科学院東方学研究所 / ローマ図書館所蔵広東俗曲 / ヤギエロンスカ図書館 / 撃壌新歌 / ザクセン州立図書館 / フランクフルト・ドイツ図書館 / バイエルン州立図書館 / ロシア科学院東洋学研究所 / ベルリン国立図書館 / ローマ国立図書館 / SLUB / ウィーン国立図書館 |
研究概要 |
ヨーロッパには、大航海時代とそれに伴うカトリックの布教活動により、大量の中国書や中国関連資料がもたらされた。本研究は、それらのうちヨーロッパ各地の図書館や文書館に人知れず眠っている中国文学と中国語学に関する資料を発掘整理しようとするものである。 今回の調査はローマ・ナポリ・ジェノア(以上イタリア)、ベルリン・フランクフルト・ミュンヘン・ドレスデン(以上ドイツ)、ウイーン(オーストリア)、クラクフ(ポーランド)、バルセロナ(スペイン)、サンクトペテルブルク(ロシア)などにおいて行われた。調査対象の代表的なものを挙げると、ローマの国立図書館所蔵の広東俗曲作品、ベルリンの国立図書館の『水滸伝』、『三国志演義』、『列国志伝』、ドレスデン図書館の『水滸伝』残本、バチカン図書館所蔵の『漢書故事大全』、ロシア科学アカデミー東方学研究所サンクトペテルブルク支所の敦煌関連文書、ジェノアのキヨソネ美術館の金楷理文庫などとなる。これらについての研究成果は冊子体の報告書以外に、すでに学術雑誌などに発表されており、それ以外のものも順次発表する予定である。 また平成18年度には、Irina Popova女史(ロシア科学アカデミー東方学研究所サンクトペテルブルグ支所所長)とCordula Gumbrecht女史(ベルリン国立図書館職員・東洋書籍担当)を招き、京都でシンポジウムを開催し、広く成果を公開した。 3年間の研究において特記すべきは、これまで中国学研究の面ではあまり知られていなかったロシア科学アカデミー東方学研究所サンクトペテルブルグ支所やベルリン国立図書館などに重要な資料があることを発見、報告したこと、そして『漢書故事大全』など、これまで研究がなされていなかった作品についての研究を行ったことであり、中国学研究に一石を投じることができたと考えている。
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