研究課題/領域番号 |
16320055
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
日比谷 潤子 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (70199016)
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研究分担者 |
林 徹 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (20173015)
生越 直樹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90152454)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
14,900千円 (直接経費: 14,900千円)
2006年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2005年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
2004年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
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キーワード | 言語接触 / 移民コミュニティ / カナダ日系コミュニテイ / 在独トルコ系コミュニテイ / 在日コリアンコミュニテイ / アルゼンチン日系コミュニテイ / 言語変容 / カナダ日系コミュニティ / 在独トルコ系コミュニティ / 在日コリアンコミュニティ / カナダの日系コミュニティ / ドイツのトルコ系コミュニティ |
研究概要 |
さまざまな理由で、生まれ育った国や地域を離れ、別の国や地域に暮らす人々を移民と呼ぶ。移住した人々は、ホスト社会で生きていくために、さまざまなネットワークやコミュニティを形成する。このような移住は必然的に言語接触を引き起こす。二つ以上の異なる言語体系が個人、あるいは共同体の中で接触すると、体系同士が互いに影響を与え合った結果、言語変容が起こる。変容は、発音・文法・語彙など言語のあらゆるレベルで観察され、接触以前には見られなかった諸特徴が現出する。現代社会の流動性を反映して、世界各地でこの分野の研究が活発化し、理論化が試みられてきた。 本研究はこのような潮流を受けて、国内外の複数の移民コミュニティ(在日コリアンコミュニティ、カナダ日系コミュニティ、アルゼンチン日系コミュニティ、在独トルコ系コミュニティ)を対象にフィールド調査を実施した。質問紙、インタビュー等種々の方法を組み合わせて収集したデータを分析して、言語変容の実態を把握し、変容にどのような要因が関与しているのかを検討した。さらに上記の複数の移民コミュニティを比較することによって、その個別性と普遍性を解明することを試みた。 最終年度には、海外共同研究者を招き、東京で国際ワークショップを開催した。
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