研究課題/領域番号 |
16320065
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
村岡 英裕 千葉大学, 文学部, 教授 (30271034)
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研究分担者 |
吉野 文 千葉大学, 国際教育センター, 准教授 (10261885)
山下 早代子 東京医科歯科大学, 留学生センター, 教授 (90220334)
西村 よしみ 筑波大学, 文芸言語学系, 教授 (40208228)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
8,440千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2004年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 日本語授業 / コーパス / 共同構築 / 教室談話 / 教授ストラテジー / 教師の実践知 / 教室参加 / 第2言語習得 / 日本語教育 / 授業ディスコース / 教授者の実践知 |
研究概要 |
本研究では、教授者と学習者が共同で構築していく教室の複雑な相互作用の実証研究から出発して、教室研究や教師研修に具体的に貢献するための授業コーパスを作成することを目的とした。授業コーパス作成のため、授業の録画・録音を各機関で実施し、さらに教授者、学習者に対するインタビューなどもデータとして収集した。その後、文字化資料作成のシステムを研究し、さらにそのシステムを用いた事例研究によって、授業の共同構築性の諸相を記述することを試みた。 具体的には、4年間で日本国内外8機関72授業について(1)録音・録画、(2)一部、教授者並びに学習者へのインタビューの実施、(3)暫定文字化規則による授業ファイル20本の文字化資料の作成、(4)最終版文字化規則による授業ファイル18本の文字化資料の作成を行った。とくに本研究では、共同構築性を特定の理論や主張に偏ることなく、授業を成立させている相互的な参加の様態としてとらえ、厳密な文字化資料をもとに、どのような特徴からどのようなタイプの共同構築が示唆されるのかを明らかにすることを事例研究を通じて試みた。 研究成果として特に以下の3点が上げられる。 (1)日本語授業コーパス・システムの構築のために、データ・ファイルのラベル付け、Corpus Basic Infomation、最終版文字化資料システムを考案した。 (2)上のシステムに基づいて最終版文字化資料を18授業についてまとめ、CDに掲載した。 (3)授業データの事例研究により、共同構築的情報として、言語的、非言語的な情報についてその可能性を指摘した。
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