研究課題/領域番号 |
16320081
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 島根県立大学 |
研究代表者 |
井上 治 島根県立大学, 総合政策学部, 教授 (70287944)
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研究分担者 |
小松 久男 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (30138622)
栗林 均 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (30153381)
宇野 伸浩 (宇野 伸治) 広島修道大学, 人間環境学部, 教授 (60310851)
藤代 節 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (30249940)
柳澤 明 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50220182)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
13,760千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 660千円)
2007年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2006年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2005年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 中央アジア / モンゴル / ペルシア / シベリア / 中国東北地方 / チベット / 朝鮮半島 / 異文化接触・文化変容 / 満洲 / 朝鮮 |
研究概要 |
本研究課題は、北方ならびに中央ユーラシア地域の複雑で多様な文化を、歴史学・言語学・文学・人類学などの手法を有機的に組み合わせ、時代・地域・学問分野・方法論などの研究上の境界を超えて考究することを目指した。基本視点は異文化受容と文化変容の過程に設定し、文献資料・口頭伝承などの資料の分析を通じて、在来要素と外来要素の存在、外来要素の波及・流入過程、外来要素の流入による在来要素の変容と定着過程、在来要素の干渉による外来要素の変容と定着過程、それらの中間に存在する諸媒体などに着目して、受容・変容・定着という文化の動態を把握すること、各地域における異文化受容と文化変容のモデル化の可能性を追求すること、上記の動態あるいはモデルの相互比較により地域間の異同とそれを生んだ歴史的・社会的諸要因を究明すること、各地域における「伝統」の再構築とアイデンティティやエスニシティのダイナミズムの実態を明らかにすること、これらのいずかの側面にアプローチし、以下のような研究が行われた。(1)清朝で編纂された5言語対訳辞典『御製五体清文鑑』の研究上の問題点、(2)イランのモンゴル人政権における婚姻関係、(3)南方に移住したバルガ人たちの社会・文化変容プロセス、(4)シベリアのチュルク諸語の言語状況の動態、(5)ポスト社会主義時代のトゥバの文化的産物と文化実践の変容過程、(6)中央ユーラシアのテュルク系叙事詩の主人公側意識の多様性、(7)元における高麗在来王朝体制の保全のあり方、(8)古代ボン教の変容とその継続性、(9)モンゴル英雄叙事詩の年齢表現と「七冲」という易学の概念との関係、(10)19〜20世紀前半のモンゴルの祖先崇拝儀礼における伝統的価値観と仏教的価値観の整合過程のモデル化。また、島根県立大学服部文庫所蔵のモンゴル語、テュルク諸語文献の目録(暫定版)を完成させた。
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