研究課題/領域番号 |
16320089
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
佐伯 弘次 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 教授 (70167419)
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研究分担者 |
坂上 康俊 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 教授 (30162275)
山口 輝臣 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 准教授 (20314974)
森平 雅彦 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 准教授 (50345245)
六反田 豊 東京大学, 大学院・人文科学研究院, 准教授 (40220818)
桑野 栄治 久留米大学, 文学部, 准教授 (80243864)
安藤 保 九州大学, 人文科学研究院, 教授 (60136827)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,750千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 750千円)
2007年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2006年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2004年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 中世日朝関係 / 海東諸国紀 / 韓国文集叢刊 / 国際関係史 / 偽使 / 国境 / 国際関係 / 日朝関係遺跡 / 東アジア交流史 / 日朝関係 / 外交文書 / 蒙古襲来 / 日琉関係 / 三島 / 日本人通交者 / 倭寇 |
研究概要 |
中世日朝関係史の基本史料である『海東諸国紀』に関しては、約200名の日本人通交者の日本側史料による個別的検討を共同で行った。その結果、日本人通交者の中には多くの偽使が存在することを確認し、研究成果を発表した。15世紀の日朝関係は、朝鮮への通交者が、従来考えられていたような西日本全体ではなく、対馬・壱岐・北部九州地域にほとんど限定されることを明らかにした。 この他、『韓国文集叢刊』という朝鮮知識人の文集に注目し、この中から日本関係史料を抽出する作業を行った。その結果、計1500件の日本関係史料を抽出し、報告書にデータベースを収録した。高麗時代のモンゴル襲来に関する史料から、朝鮮王朝前期の日朝関係史料や壬辰倭乱に関する史料を多く発掘した。これは、中世日朝関係史の重要史料である『高麗史』や『朝鮮王朝実録』の記事を補完するものとして重要である。 現地調査としては、韓国・中国の交流史関係地域や史料収蔵機関で現地調査や史料調査を実施した。とくに韓国の慶尚南道沿岸部では、三浦や倭城などの日朝関係史跡の調査を行った。 最終年度に報告書を作成し、古代朝鮮式山城、高麗-元関係、大内氏と東アジアの関係、中世博多商人と東アジアの関係、16世紀の朝鮮・明・日本の関係、16世紀の朝鮮文書、近世琉球の仏教史に関する諸論考を収録した。これらは、古代から近世にいたる国際関係史研究にとって重要な論考である。
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