研究課題/領域番号 |
16330071
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
高桑 宗右エ門 (高桑 宗右ヱ門) 名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50112016)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
2006年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2004年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | 生産システム / IT / かんばん方式 / セル生産 / 水すまし方式 / 生産セル |
研究概要 |
日本国内および海外の日本的生産システムを採用している企業の調査を実施して、そのシステムの特徴について規定を行った。特に、平成17年度に続き、かんばん方式、水すまし方式、セル生産方式、の代表的な3つの日本的生産システムの方式について工場の調査を行い、詳細に検討した。かんばん方式は、ジャストインタイム生産方式の中心的なもので、有効な生産現場主導の方式であり、FAシステム高度化型CIM(コンピュータ統合生産)では基本的な生産理念とされている。この方式では、各工程に「必要なものを必要な時に必要なだけ」供給するジャストインタイム生産と、現揚において作業指示情報を視覚的に表示するための「かんばん」を使用することが特徴としている。これにより、在庫を極限まで少なくすることを目指している。かんばん枚数の最適化解析を含め、かんばんの特徴を解明し、計算方法を提案した。水すまし方式に関しては、すでに企業調査を実施し、システムの特性を明らかにした。これまでの研究成果をまとめて、学会・国際会議に発表し、さらにシステムの最適化に関する研究成果についても、順次、学会に発表してきた。セル生産システムでは、仕掛品の低減など、多くの工場で直面する問題を解決するシステムとして、注目されている。このシステムの長所としては、生産リードタイムの短縮、生産量の変化への柔軟な対応、設備投資の低減、生産性の向上、作業者の労働意欲の向上、などが挙げられ、これらのシステムについて、検討を進めてきた。さらに、流通システムにおいても、ジャストインタイムの概念の応用についても、企業調査を実施した。
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