研究課題/領域番号 |
16330094
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
田巻 松雄 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (40179883)
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研究分担者 |
中村 裕司 (中村 祐司) 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (50237442)
文 貞実 中部学院大学, 人間福祉学部, 准教授 (20301616)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,320千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2005年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2004年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 都市下層 / グローバル都市 / ホームレス / 非正規滞在者 / 新労務層 / 新貧困層 / 外国人労働者 / 台北 / マニラ / ソウル |
研究概要 |
本研究は、アジアの大都市を念頭において、ホームレス、外国人労働者、日雇労働者といった都市下層に注目し、第一に、1980年代以降のおおよその20年をスパンとして、都市下層の実態分析を行う、第二に、都市下層の基底的な存在条件を、労働過程の観点から、グローバリゼーションと世界都市化という枠組みにつなげる形で検討する、第三に、都市下層問題の性格を社会政策の観点から明らかにする、そして第四に、統一的な概念設定により、都市下層問題を国際比較の遡上に載せるとともに、それらの有機的関連を追究し、都市下層のグローバルな問題状況を抽出することを目的としたものであった。 最終的には、本研究は、主にアジア域内の労働力移動とその背景としての下層問題に焦点を当てた。 最終報告書は、3章から構成されている。 第一は、日本、韓国、台湾における非正規滞在者問題の現状と背景を比較の視点に基づいて整理し、非正規滞在者発生のメカニズムとその問題性を主に政策の面から追究した。 第二は、フィリピンの労働力輸出の背景を、工場調査を踏まえてフィリピン国内の都市下層問題と関連付けて分析した。 第三は、韓国の移住労働者問題を、主にソウルに焦点を当てながら、労働運動と社会運動の視点から追究した。
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