研究課題/領域番号 |
16330099
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
小田 利勝 神戸大学, 大学院・人間発達環境学研究科, 教授 (90124536)
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研究分担者 |
稲場 圭信 神戸大学, 大学院・人間発達環境学研究科, 准教授 (30362750)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,100千円 (直接経費: 15,200千円、間接経費: 900千円)
2007年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2006年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2004年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | サード・エイジ / サード・エイジャー / 高齢期 / 生涯発達論 / 適応行動 / ライフスタイル / 生活様式 / サードエイジ / 生涯発達 / 年齢規範 / 団塊の世代 |
研究概要 |
第1章でサード・エイジの概念について検討するとともにサード・エイジ概念登場の背景を概観した。そして、少子高齢・人口減少社会におけるサード・エイジの生活課題について、第二の成長のための6原則、サード・エイジにおける多様な生活様式、サード・エイジの生活課題と適応行動について論じた。第2章ではライフスタイルの概念について、辞書的説明から始め、社会学、心理学、マーケティングのそれぞれの領域におけるライフスタイルの概念について整理・検討し、「生活様式」概念から「ライフスタイル」概念への変遷について論じた。第3章ではライフスタイルの測定尺度の検討を行った。取り上げたのは、AIO、LOV、RVS、VALS、SRIのVALS2、JAPAN-VALS、i-VALS、ODSといったよく知られた尺度である。そして、ソーシャル・トレンドアプローチ、ポスト構造主義理論におけるライフスタイル研究、ライフスタイル類型システム、グローバル・モザイク、RISCによるライフスタイルの三次元等について論じた。第4章ではサード・エイジャーのライフスタイルを研究する上で参考になると思われる先行研究として高齢者のライフスタイルに関する調査研究を取り上げた。それらを健康や運動能力、体力、スポーツとライフスタイル、都市部高齢者のライフスタイル、高齢者のQOLや生活質とライフスタイル、高齢者の介護とライフスタイル、医学領域におけるライフスタイルに関する研究、高齢者の消費行動とライフスタイル、外国の高齢者のライフスタイル、統計データに基づいた日本の高齢者のライフスタイル等に分類して整理した。そして、サード・エイジャーのライフスタイルに関する研究の課題を生涯発達論的観点、ライフスタイルと適応形態、適応行動と役割行動、ライフスタイルと欲求充足/生活目標実現の形態、サード・エイジャーのライフスタイルに関するシナリオと分析枠組みについて論じた。
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