研究課題/領域番号 |
16330139
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
守 一雄 信州大学, 教育学部, 教授 (30157854)
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研究分担者 |
仲 真紀子 国立大学法人北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (00172255)
伊東 裕司 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (70151545)
厳島 行雄 日本大学, 文理学部, 教授 (20147698)
川口 潤 国立大学法人名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (70152931)
原 聰 駿河台大学, 現代文化学部, 教授 (00156481)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2004年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
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キーワード | MORIテクニック / 目撃記憶 / 記憶変容 / 同調 / 偏光フィルタ |
研究概要 |
複数の目撃者にそれと知られることなく2種類の映像を提示し、映像提示後の話し合いを通して、食い違い情報がどのように変容するか、自分の情報を保持する傾向が強い目撃者はどのような特性も持つ者か、反対に自分の目撃情報を容易に変容させやすい目撃者の特性は何かを実験的に解明することを目的とした。種々の実験条件を用意して、MORIテクニックを用いて2種類の映像を提示し、映像提示後にそれぞれの条件における目撃情報の変容を記録した。また、目撃者には自身の記憶についての自信度を報告させるとともに、内省報告を求めた。実験結果は、統計的な処理を行なった。 主たる研究成果は以下の通りである。 (1)映像提示方法の改良:MORIテクニックのさらなる改良を行い、より効率的な映像提示ができるようになった。新たな映像提示手法を研究方法の専門誌(Behavior Research Methods)に投稿した(2件採択済み:公刊予定)。また、派生的に、新しい研究手法の開発も行なった。新しい研究手法についての学会発表も国内外で行なった。 (2)目撃記憶変容の実験研究:研究期間中に、複数の目撃者の性別の違いが記憶変容にどう影響するかについての研究成果が得られた。男性は女性よりも他人に同調しにくい傾向があるが、男性同士、女性同士、男女のペアによる実験研究の結果、生物学的な性別の要因よりも、性格要因としての男性性や女性性の方がより重要であることがわかった。この研究成果は国内および海外の研究専門誌に公刊された。
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