研究課題/領域番号 |
16330150
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
得丸 定子 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (00293267)
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研究分担者 |
カール ベッカー (ベッカー カール) 京都大学, 大学院人間・環境学研究科, 教授 (60243078)
谷田 憲俊 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30140437)
岩田 文昭 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (00263351)
林 貴啓 立命館大学, 文学部, 講師 (90421271)
山田 眞知子 浅井学園大学, 福祉学部, 教授 (10347809)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
15,100千円 (直接経費: 15,100千円)
2006年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2005年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2004年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | スピリチュアル・エデュケーション / スピリチュアリティ / いのち教育 / 宗教教育 / 人格教育 / 人生の意味感 / 生と死 / 学校教育 / スピリチュアルエデュケーショ / 健康教育 / スピリチュアルエデュケーション |
研究概要 |
子供たちに対する最重要課題である「豊かな人間性」の教育として、情緒や道徳的観念の範囲にとどまらないスピリチュアル・エデュケーションの理論構築と具体的実践的展開について研究を行った。 1.本研究テーマにおける世界的な動向としての文献検索を行い、米国を中心に膨大なspiritual educationの論文を収集した。これらの文献紹介は、ベッカーの報告書に詳細に記している。また、林は我が国におけるspiritual education現状を文献的に分析した。 2.米国、フィンランド、英国、トルコ、ロシアにおけるspiritual educationの実情調査を行った。フィンランドのspiritual education活動、英国のPSHEは最も有意義な情報であったが、非宗教的spiritual educationは試行錯誤の段階であった。 3.学校教育におけるspiritual educationの在り方を検討した。岩田は全国の都道府県市町村の道徳教材を収集した。このように全国的な教材を一同に収集しているところはなく、現在それらの資料は大阪教育大学図書館の蔵書として保管している。それらの教材を分析すると、スピリチュアルな内容を多く含んでいるが、教育現場の教師にできることを今後検討しなければならないという課題が示された。 4.得丸はわが国の学校教育現場で使用可能なspiritual educationのための教材を作成した。「死」「喪失」を主題としたCD-ROM教材を作成し、それを用いた授業を試みた。谷田は学校教育現場で活用できるコミュニケーションの具体的方法を提示した。 5.社会的還元として、本テーマに関する国内外の著名な招聘講師と研究分担者等による、ワークショップ1件(上越市)、国際セミナー2件(京都市)を開催した。
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