研究課題/領域番号 |
16330167
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
武内 清 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (30012579)
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研究分担者 |
藤村 正之 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (00190067)
平尾 桂子 上智大学, 文学部, 教授 (70158335)
小林 雅之 東京大学, 大学院総合教育研究センター, 助教授 (90162023)
岩田 弘三 武蔵野大学, 社会学部, 助教授 (70176551)
大野 道夫 大正大学, 人間学部, 教授 (30245956)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 学生支援 / キャンパスライフ / 大学生 / 学生調査 / 大学類型 / カレッジ・インパクト / 勉学行動 / 部・サークル活動 / アルバイト |
研究概要 |
これまで大学生の時期は、高校までの勉強と規則に縛られた時期と、企業の中で過酷な労働を強いられる時期の狭間にあって、人生唯一の息抜きの時期であり、またさまざまな活動に挑戦して、自分の適性やアイデンティティを探求するモラトリアムの時期であった。現在でも、モラトリアムの時期は大事である。日本の大学生は大学の卒業時の学生を入学の時と較べてみると、学生は4年間(2年間)の学生生活を通して大きく成長する。最近の大学生を対象にした調査データ(21大学2721名の学生に調査)では、大学生の遊び離れ、勉強志向の強まりをみることができる。さらに、大学の特質から作られた大学の3類型と大学生の行動や意識との関連を考察した。「伝統総合大学」や「中堅大学」にはモラトリアム志向の学生が多くみられた。最近設立された「新興大学」には新しい学生のタイプの学生が集まっている。そして、それらの「新興大学」では、学生の資格取得を重視し、職業指導、キャリア教育を熱心に行う大学が多い。「新興大学」の学生は、伝統的な大学な「伝統総合大学」や「中堅大学」と比較して、専門的知識の獲得や資格志向が強い。大学生の積極性を引き出す為に、学生の授業への出席率を高め、授業への満足度を高め、大学生活への満足度を高めることが有効である。
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