研究課題/領域番号 |
16330169
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
小島 勝 龍谷大学, 文学部, 教授 (40140123)
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研究分担者 |
横田 雅弘 一橋大学, 留学生センター, 教授 (90200899)
山本 雅代 関西学院大学, 商学部, 教授 (40230586)
塘 利枝子 同志社女子大学, 現代社会学部, 教授 (00300335)
馬渕 仁 大阪女学院大学, 国際・英語学部, 教授 (20249402)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
2006年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2005年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 異文化間教育学 / パラダイム / 異質の共生 / 双方向性 / 関係性の組み換え / 変容のダイナミズ / 第3の見地 / 異言語間教育 / 関係性の組み替え / 変容のダイナミズム |
研究概要 |
研究分担者13名、研究協力者9名のご協力をいただいて、3年間で、全体研究打ち合わせ会を計7回開催し、班別では、「全体班」が3回、「留学生班」が3回、「言語とコミュニケーション班」が5回、「発達とアイデンティティ班」が6回、「文化班」が8回の研究打ち合わせ会、それに各班5名からなる「班長会議」も2回を行って研究の進行の調整を行い本研究課題に取り組んだ。研究表では、異文化間教育学会第27回大会の第1日目(2006年6,月3日)で共同発表し、異文化間教育学会紀要編集委員会編『異文化間教育』第23号と第24号に単著・共著合わせて6本の研究論文を掲載した他、学会誌や紀要に同じく32本、図書などに同じく19本の関連論文を掲載した。本科研の研究成果は中間報告的に報告書にまとめられているが、海外帰国子女教育研究・留学生教育究・外国人子女教育研究などを「横断」する共通の「基本コンセプト」は、「適応」、「リテラシー(異文化問)」、「アイデンティティ」、「偏見」であり、「異文化間的視点」は、「相互作用(双方向性)」、「変容のダイナミズム」、「発達」、「関係性の組み換え」、「第3の見地(相対化)」であることを見いだしてこれらを共有し、研究を進めた。研究代表者は、これまでの異文化問教育学的視角をもつ研究も検討しながら、「研究主題」としては、適応、アイデンティティ、言語、コミュニケーション、発達・成長、カウンセリング、文化観・人間観などがあり、同じく共通の「研究の観点」としては、二(多)元性・異質の共生、(異文化)間性・双方向性・相互性、相対性・第3の見地・普遍性、関係性・対等性・権力性、相互変容性・構築性・創造性などがあると提案し、この「研究主題」と「研究の観点」が交差するマトリクスが異文化間教育学のパラダイムであると考えたが、全体の合意を得るには至らず、各班ごとに異文化間教育学特有の観点を示していただいた。
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