研究課題/領域番号 |
16330174
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
大槻 寛 静岡大学, 教育学部, 教授 (90022219)
|
研究分担者 |
柳沢 信芳 静岡大学, 教育学部, 教授 (40115457)
小西 潤子 静岡大学, 教育学部, 助教授 (70332690)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2004年度: 8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
|
キーワード | 民謡 / 地域社会 / 学校音楽教育 / 教材開発 / 茶歌 / 筝曲合奏 / 筝曲 / 市民参加 / 地域の素材 / 学校教育現場 / 学校 / 茶文化 / 発展的創造 / 現代的奏演 / 東アジア |
研究概要 |
平成16年度前半初期に、収集された静岡県内民謡の中から「茶歌」を中心テーマとして絞り込んだ。茶業が県の文化・産業面の発展にとって重要であったからであり、その民謡が県内全域に見られるからである。それゆえ、茶歌は「学校と地域社会を結ぶ民謡の発展的創造と現代的奏演」を研究開発する核として最もふさわしく、社会的ニーズも高いものと判断した。 以下に、この3年間行った調査・発表・実践活動を要約して記す。(1)茶文化・茶歌に関する国内外施設への視察調査や、茶歌関係者への聴き取り調査(2)平成16年12月、茶文化研究者等招いて懇話会を持ち、未完成の茶歌ヴァリエIを試演した。その後完成した茶歌ヴァリエIIを、平成17年7月2日に日本音楽表現学会のシンポジウムで発表した。同年11月県お茶室との共催による静岡音楽茶ロンで原曲の再演とサクソフォン4重奏へ編曲した茶歌を発表した。(3)平成18年11月、静岡大学公開講座「東アジアの茶文化と音楽」を主宰し、再演と招聘した3人の中国人音楽家の中国茶歌等の聞き比べを行った。以上の発表に関しては静岡新聞、SBS放送、NHKテレビなどマスコミで取り上げられた。(4)平成17年度後半から学校教材開発の試みとして、茶歌ヴァリエIIの箏合奏編曲を目指し2回に渡る箏の講習会を行った。箏曲指導者・地元作曲家と協同して平成18年5月には箏曲合奏版箏2重奏による茶歌ヴァリエ編曲が完成.した。以後、浜松地区高等学校・中学校数校で選択授業・部活動などに用いられ同年度中に各学校の文化発表会や一般公会堂での発表がなされた。(5)平成19年2月、編曲者・演奏指導者・教諭を招聘し学校活動総括懇話会を開催した。 以上にあたっては、研究代表者と分担者がそれぞれの専門分野を十分活用し、連携を保って充実した調査研究を行うことが出来た。この成果を基に、県内各地域への普及や更なる民謡を素材とする教材開発を継続調査研究したい。
|