研究課題/領域番号 |
16340053
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
須藤 靖 (2007) 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (90183053)
須藤 靖 (2004-2006) 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20206569)
|
研究分担者 |
樽家 篤史 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (40334239)
大橋 隆哉 首都大学東京, 都市教養学部, 教授 (70183027)
佐々木 伸 首都大学東京, 都市教養学部, 助教 (80262260)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
15,920千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 1,020千円)
2007年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2006年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
|
キーワード | 宇宙物理学 / X線天文学 / ダークバリオン / 銀河団 / 軟X線分光 / ガンマ線バースト / 酸素輝線 / 銀河間物質 / 軟X線分光観測 / DIOS |
研究概要 |
1)ドイツの研究者(Klaus Dolag氏)と共同で輻射冷却、星形成・超新星爆発によるガス加熱、重元素進化を考慮した宇宙論的流体シミュレーションコードを開発し、実際にシミュレーションを数例実行した。 2)このシミュレーションデータを用いて、近傍宇宙の銀河分布の模擬カタログを作成し、近傍銀河団に付随しているWHIMからの酸素輝線の検出可能性を詳細に論じた(Yoshikawa et al.2004)。 3)背景クエーサーとガンマ線バーストのX線残光を利用してWHIMの吸収線を検出する可能性とその宇宙論的意義に関して詳細な研究を行った(Kawahara et al. 2006)。 4) WHIMでは密度が低いため、元素は電離平衡からずれる可能性が指摘されていた。そこで、酸素の電離状態の時間発展を追うことで実際に電離平衡が成り立っていないことを示すとともに、異なる電離状態の酸素の輝線の強度比が電離平衡からのずれを表す指標になることを見つけた(Yoshikawa and Sasaki 2006)。 5)銀河団内のプラズマの温度、密度ゆらぎの分布関数に関するあらたなモデルを提案し、観測的にも実証した(Kawahara et al. 2007, 2008)。
|