研究課題/領域番号 |
16340071
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
九後 太一 京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (00115833)
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研究分担者 |
柳田 勉 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10125677)
坂東 昌子 愛知大学, 法学部, 教授 (20025365)
谷本 盛光 新潟大学, 理学部, 教授 (90108366)
小林 達夫 京都大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (60322153)
前川 展祐 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (40273429)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
14,620千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 1,020千円)
2007年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2006年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 超重力理論 / 大統一理論 / ニュートリノ / 質量行列 / レプジェネシス / 超弦理論 / QCD / モノポール / ヤン・ミルズ理論 / インフラトン / 超対称性 / 超弦模型 / 世代構造 / 統一理論 / ストリング理論 / レプトン数生成 / Dブレイン / Leptogenesis / E6統一群 / ペンタクォーク / anomalous U(1) |
研究概要 |
研究代表者の九後は、分担者の坂東昌子氏らと共に、5次元超重力理論を用いてペンタクォークなどの新しいクォーク多体の束縛状態を考察し、その質量の計算方法を導出した。またスピン1/2のモノポールフェルミ粒子および電子の電気双極子モーメントおよび磁気モーメントを計算した。 坂東は、さらに分担者の谷本と共同で、ニュートリノの質量行列をゼロ構造を持つ対称行列の範囲で、大統一理論を用いてクォークとレプトンを統一的に説明できる可能性を研究した。 谷本は、さらに、種々な離散対称性を世代やフレーバー対称性として持つモデルを考案し、現実のクォーク・レプトンの混合・質量構造を説明するモデルを提案した。 柳田は、宇宙のバリオン数生成が大きな質量を持つマヨラナ型フェルミオンの崩壊を通して起こるというレプジェネシスの理論を提案し、そのシナリオと種々な統一理論の諸問題との整合性を研究し、レプジェネシスについてのレビューを書いた。 小林は、超弦理論から導かれるフレーバー構造の系統的な解析を始めた。モジュライ場の真空期待値の決定機構や、それから導かれる超対称性の破れや、質量構造など現象論的性質の研究を行った。 前川は、「E6×世代対称性」模型において、CP対称性を自発的に破ることで、小林-益川位相を導出できるだけでなく、深刻な超対称性CP問題をも解決できることを明らかにした。またanomalous U(1)が存在している大統一理論が少しの変形で超対称性が自発的に破れる模型になることを示した。 杉本は、酒井忠勝氏と共同で、超弦理論に基づくholographic QCD模型を考案し、現実のハドロンの諸性質をうまく再現し、現実世界の解析に有用な模型になっていることを示した。 この研究計画のもう一つの大きな目的-この研究分野の全国的な共同研究・研究協力の核としての宿泊型Summer Institute(SI)を企画・組織し、毎年開催すること-も、この4年間しっかり実行した。2006年には韓国で開催するなど、アジアを中心とした国際的共同研究の核にもなりつつある。
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