研究課題/領域番号 |
16340147
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
超高層物理学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
徳丸 宗利 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 准教授 (60273207)
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研究分担者 |
小島 正宜 (小島 正宣) 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (70023687)
藤木 謙一 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助教 (20303597)
宗像 一起 信州大学, 理学部, 教授 (40221618)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,810千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 810千円)
2007年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2006年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
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キーワード | CME / 惑星間空間衝撃波 / 太陽風 / 惑星間空間シンチレーション / 磁気雲 |
研究概要 |
1.IPS観測データのモデルフィッティング解析によるCMEの3次元構造の決定 地球磁気圏に大きな影響を与えたいくつかのCMEイベントについて、STE研のIPSデータからCMEに伴う高密度域の3次元分布を復元した。あるイベントに対する復元結果からは等方的な拡がりを持った球殻状の構造が、また他のイベントでは一方向に延びたループ状の構造が明らかとなった。飛翔体による観測データなどとの比較から、これらの構造は衝撃波に伴う圧縮領域またはCME内部のコロナ噴出物に対応していることが結論された。 2.宇宙線モジュレーション観測データ(信州大)によるCMEの大規模磁場構造の解析 信州大学の宇宙線モジュレーション観測から推定されたCMEに伴う円筒状磁場構造とSTE研のIPS観測から決定されたループ状の高密度構造を比較したところ、両者は概ね一致していることがわかった。このことから、磁気ロープがループ状の高密度域の形成に重要な役割を果たしていることが示唆された。 3.SMEIデータ(米UCSD)とIPSデータを用いたCMEの3次元構造の解析 2003年10月28日のCMEイベントに対してSTE研IPS観測から復元された高密度域の3次元分布とSMEI観測から復元した太陽風密度の3次元分布を比較したところ、両者はよく一致していることが判った。また、両者のデータに見えるループ状の密度構造が衝撃波より遅れて伝搬していることから、その起源は磁気ロープ中に閉じこめられたコロナ噴出物であると結論された。
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