研究課題/領域番号 |
16360190
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
尾知 博 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (50185617)
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研究分担者 |
大野 修一 広島大学, 工学研究科, 准教授 (70273919)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
9,760千円 (直接経費: 9,100千円、間接経費: 660千円)
2007年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | MIMO / OFDM / RTL / 干渉キャンセラ / LDPC / RTL設計 / STBC / 時空間符号化 |
研究概要 |
本研究は、無線LANおよび移動体通信の国際スタンダードであるIEEE802.lln/16eなど100Mbps以上のTCP/IP接続が移動環境でも保証される次世代ワイヤレス端末用システムに適した新しいMIMOアーキテクチャの開発とRTL設計すなわちシステムLSIの設計を目的としている。研究年度毎の成果は以下の通りである。 平成16年度:600Mbps以上の伝送レートを達成しつつ、カバレッジも拡大できるMIMO通信システムのアルゴリズム・アーキテクチャを導出した。本方式は、従来のAlamoutiの時空間符号化STCと空間分割多重(SDM)を併用した符号化を行い、これに適したチャネル行列の性質を使った低演算量型でコードアルゴリズムを提案している。 平成17年度:上記のMIMO通信システムのASIC設計に向けた、システムの固定小数点評価をソフトウェアシミュレーションにより実施した。これにより、浮動小数点と同等のBER特性を得るに必要な、最適なビット数が明らかになった。 平成18年度:上記のMIMO通信システムのASIC設計に必要な各種IPのRTL設計に関し、平成17年度の結果(固定小数点演算精度)をもとに実施した。 平成19年度:製作したFPGAボードにより上記600MbpsmMIMOシステムの実装実験を実施し、簡易MACを含めGiga bit Ethernetによる送受信対向通信実験が達成でき、設計したMIMOシステムが良好に動作していることが確認できた。
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