研究課題/領域番号 |
16360192
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 武蔵工業大学 |
研究代表者 |
徳田 正満 武蔵工業大学, 工学部, 教授 (70284586)
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研究分担者 |
岡野 好伸 武蔵工業大学, 工学部, 助教授 (10339533)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
15,200千円 (直接経費: 15,200千円)
2005年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2004年度: 9,700千円 (直接経費: 9,700千円)
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キーワード | 電力線通信 / EMC(電磁両立生) / 電波無響室 / 電力線の平衡度 / 電波吸収体 / フェライト / 電力線からの漏洩電波 / OFDM(直交周波数分割多重) / 電力線からの漏洩電界 |
研究概要 |
電力線通信は、商用電力を供給するために敷設された家庭内外の電力線を通信線として用いることにより、データ伝送を行なうものである。割当周波数を短波帯(2〜30MHz)に拡大することにより高速通信が可能となるが、短波帯には船舶・航空無線等の重要な無線通信が存在するため、電力線通信からの漏洩電波を低減して、それらの無線通信に影響を及ぼさないようにする必要がある。そのために本研究では、電力線から電波が漏洩するメカニズムを定量的に明確にするために、電磁界解析の手法の一つであるモーメント法で簡単な電力線のモデルを構成して解析した結果、漏洩電界の測定結果と一致することを確認した。一方、電力線を4端子対の回路網として近似して、電力線の減衰量や平衡度を規定し、それから漏洩電界を求める手法も検討した結果、これについても測定値と一致することを確認した。 最近の高速電力線通信システムは、OFDM(直交周波数分割多重)技術を用いることにより、劣悪な伝送路状態でも確実に通信する方法が主流を占めている。本年度は、OFDMを用いた電力線通信システムの伝送信号伝搬特性に対するシミュレーションモデルを構成し、コンセント分岐や照明用スイッチを含む電力線に対するOFDM信号の伝送特性を計算し、200Mbpsの高速信号を伝送する電力線モデムに対する測定値と比較することにより、シミュレーション方法の有効性を確認できた。 電力線からの漏洩電波を測定するためには、短波帯の電波が吸収可能な電波無響設備が必要であるが、モーメント法により電波伝搬特性を解析する手法を検討した結果、FDTD法では解析の難しかった矩形とは異なる構造をした電波無響室の電波伝搬特性を解析することが可能となった。その方法を用いて、矩形と五角形の床面を有する電波無響室の電波伝搬特性を比較した結果、五角形の特性が向上することを確認した。
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