研究課題/領域番号 |
16360196
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
丸山 勝巳 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 教授 (60280533)
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研究分担者 |
児玉 和也 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 助教授 (80321579)
日高 宗一郎 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 助手 (70321578)
橋爪 宏達 (橋爪 宏逹) 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 教授 (40172853)
安達 淳 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (80143551)
日比野 靖 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10251969)
計 宇生 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 助教授 (80225333)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | マイクロカーネル / 分散処理 / コンポーネント / L4 / Plan9 / オブジェクト複製 / 仮想マシン / OS / 分散オブジェクト |
研究概要 |
ユビキタスNW時代を迎え、多数のコンピュータのスマートな連携処理が求められている。連携処理はロジックも複雑化するので、そのプログラム開発の容易化も重大な課題である。このような要求に応えるために、以下の研究を行った。 (1)連携処理用OS LP49の研究 一般に制御系のシステムプログラムは、効率化のために一枚岩のカーネルコードとして構成されている。このためプログラム開発は非常に高度のスキルを要し、システム開発のネックになっている。本研究では、分散ソフトウェアバスを実現して、従来カーネル空間で実装していた各機能を、ユーザ空間で走るコンポーネントプログラムにすることにより、プログラム開発の容易化と信頼性向上を進めた。 〓本OSは、L4マイクロカーネルをもちいて実装した分散ソフトウェアバスの上で任意個のサーバが動く構造をもつ。ほとんどの機能は、サーバ追加にて行える。 〓ユーザモードで動く各サーバが、ファイルサービスなどのOSサービスを提供する。デバイスドライバも、ユーザモードで動く。これにより、プログラム開発の容易化、対障害性強化が達成される。 〓ソースコードは、http://research.nii.ac.jp/H20/LP49にて公開。 (2)リモートデバイスアクセス機構の研究 ネットワーク接続された別のコンピュータのリソースへのアクセスは、連携処理の基礎である。ここでは、計算機や(モニターや入力端末などの)デバイスを持ち歩いても継続的使えるシステムを目指して、移動に対してもサービス継続可能なリモートデバイスアクセス機構ユーザが計算機やデバイスを持ち歩きながら、他の計算機と連携処理を行えるソフトウェアを検討試作した。 (3)オブジェクトのサブグラフ複製による分散処理の効率化 分散処理プログラムの実行効率を挙げるための第一の手法は、実行プログラムの複製を作って、それをローカルで実行することである。但し、実行プログラム全体の複製を作ったのでは、内容の同期の必要性等から必ずしも効率が向上しない。しかるに、多人数によるプログラム開発やドキュメントの構築では、各メンバーが内容更新する部分は重なりは少ない場合が多い。本研究では、実行プログラム全体を適切にクラスタ分けし、クラスタ単位で複製を作ってローカルで実行できる方式を開発した。
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