研究課題/領域番号 |
16360227
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
杉戸 真太 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 教授 (60115863)
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研究分担者 |
能島 暢呂 岐阜大学, 工学部, 助教授 (20222200)
八嶋 厚 岐阜大学, 工学部, 教授 (90144394)
古本 吉倫 岐阜大学, 工学部, 助手 (90303510)
谷口 仁士 名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (20121361)
久世 益充 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 助手 (30397319)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2004年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 広域震度分布 / 強震動予測 / 震源過程の逆解析 / 液状化危険度 / 即時推定・更新システム / 地盤データベース / 海溝型巨大地震 / 震度情報システム |
研究概要 |
地震発生直後の大まかな被害状況把握は、的確な初動体制を実施するうえで必要不可欠の要件であり、時々刻々入ってくる情報を即座に有効に利用して震度分布などの基礎的な情報を適宜更新して発信するシステムを開発しておくことが、効果的な災害復旧を実施するために極めて重要である。本研究では、地震直後から数時間程度を対象とした高密度・高精度の震度ならびに液状化発生域分布の即時推定・更新システムを開発することを目標とした。具体的には、東海地域をケーススタディとして取りあげ、県境を超えた広域における高密度・高精度震度分布の即時伝達・更新システム開発を行った。以下に得られた成果を要約する。 (1)表層地盤データベースの整備:各自治体が有する表層地盤データの統合、即時解析に適用するためのデータベース化を行った。データの精粗の取り扱い、県境域での連続性、などに関する検討を十分に行い、広域の表層地盤情報として取り纏めた。これらを用いた広域震度予測図を、当該地域における海溝型巨大地震に対して求め、被害の広域性に関する考察を行った。 (2)地震動予測技術と更新システムの開発:短周期地震動に着目した震源断層の逆解析法、ならびに既に開発済みの地震動予測法のシステム化をはかった。また、地震直後に得られる震度情報と、あらかじめ算出した当該地震の様々な破壊パターンによる推定震度分布図から、実際に発生した断層破壊パターンを即時に推定する手法を開発した。 (3)広域液状化危険度の予測法開発:詳細な液状化解析に基づいて地震動継続時間の液状化被害への影響を定量的に評価し、これらを液状化危険度の簡易判定法に取り入れる方策を開発した。
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