研究課題/領域番号 |
16360297
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小林 英嗣 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70002003)
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研究分担者 |
倉田 直道 工学院大学, 工学部, 教授 (40327721)
上野 武 千葉大学, キャンパス整備企画室, 助教授 (30312929)
坂井 猛 九州大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (30253496)
小松 尚 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 助教授 (80242840)
小篠 隆生 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (00250473)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
2005年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
2004年度: 8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
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キーワード | キャンパスマスタープラン / キャンパス計画 / 大学と値域 / 環境マネジメント / 持続的開発 / 連携計画 / 計画システム / 策定体制 / 大学と地域 |
研究概要 |
都市環境再生を目標とした大学と地域の持続的連携計画・マネジメントに向けての枠組みと具体的な方法を構築するために、本研究で行った欧米先進大学とその母都市が進める計画・マネジメント事例調査とその後の検討で明らかになったことは、以下の通りである。 1.各大学はマネジメント・目標実現戦略・資金・実現組織という局面で都市・地域と関係を構築しながらキャンパス計画やマネジメントを行い、最終的にアカデミックプランの実現を目論んでいる。 2.同時に都市・地域側は大学に都市・地域の再生や持続的発展の牽引役を期待しており、行政や企業、NPOなどが大学の計画やプロジェクトに応じた様々な支援を行い、都市計画上の課題解決やまちづくりを進めている。 3.大学と都市の規模の関係から持続的連携計画の計画的視点の特徴や内容を整理すると大きく(1)都市計画連動型、(2)物的要素コントロール型、(3)ルール共有型、(4)協働管理型の4つに類型化することができる。 4.連携のための仕組みづくりとして、フレームワークプランの策定、開かれたプロセスのデザイン、組織体制や制度の連動性、連携事業スキームの構築が、また。キャンパスエッジ付近で展開される計画として、空間体系の整合性、街なみとしての連続性、生活レベルでの相互利用・支援。地域コミュンティと大学構成員の協働が共通する計画・マネジメントの要件として抽出された。 5.今後の課題としては、(1)キャンパス計画に都市計画的な計画理念や手法を導入しながら、大学と都市・地域が一体となった発展を目指すこと、(2)都市・地域を目標実現の誘導役としてみなして協働の環境づくりを行うこと、(3)キャンパスを地域の良好な空間・環境形成上の拠点としていくような戦略の必要性、(4)大学、都市双方が各種事業の展開や良好な景観・環境の形成、質の高い市民生活の実現に向けた牽引役とお互いをみなす視点があげられる。
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