研究課題/領域番号 |
16360378
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金属生産工学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
不破 章雄 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60139508)
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研究分担者 |
浅倉 秀一 早稲田大学, 理工学術院, 助手 (30367031)
荒木 崇 早稲田大学, 理工学術院, 助手 (50367033)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
9,100千円 (直接経費: 9,100千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | Ti塩化物 / Ti生成 / TiCl_2-MgCl_2 / Mg還元 / 新製錬法 / チタン性状 / 繰返し法 / TiCl2-MgCl2 / チタン / 製錬 / サブハライド / 還元 / 各種製造プロセス / 反応・分離 / 融体・凝固 / 素材精製 |
研究概要 |
本研究ではTiCl_2-MgCl_22溶融塩のMg還元による繰返しTi生成反応について調査し、連続化可能なTi新製錬法に関する研究を行った。繰り返し法とは、以下に示すような(1)塩化、(2)還元を繰り返し行うことによりTiの生成量を増やし、効率よくTiを得ることが可能となるプロセスである。 Ti(s)(inMgCl_2(l))+TiCl_4(g)=TiCl_2-MgCl_2 (1) TiCl_2-MgCl_2(l)+Mg(l)=Ti(s)+MgCl_2(l) (2) 本研究における繰り返し実験では未反応のTiCl_4は確認されず、TiとTiCl_4は充分反応していた。繰り返し可能なTiCl_3抑制条件を探索することはできなかったが、TiCl_3生成理由を考察した結果、TiCl_4とAr同時供給、一定時間Arバブリングの改良を行うことでTiCl_3抑制条件を探索できる可能性があると考える。繰り返し実験終了後、生成チタンとMgCl_2の加熱分離を950℃、12時間で行い、残りを希塩酸と純水でリーチングした。加熱分離工程でのMgCl_2回収率は全体の81.3%であり、得られたTiは塊状と粉末状であった。塊状Tiは10μm程度の柱状の形状が観察され、粉末状Tiは小さな粒子が焼結した100〜200μm程度の粒状の形状が観察された。成分分析結果より生成Tiの品位は85.6%であった。これは塊状Tiが混合溶融塩を内包したまま焼結してしまい、リーチング工程で塩素を取り除くことが困難であったためであると考えられる
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