研究課題/領域番号 |
16360410
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物機能・バイオプロセス
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
飯島 信司 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00168056)
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研究分担者 |
三宅 克英 名古屋大学, エコトピア科学研究所, 助教授 (90252254)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
15,100千円 (直接経費: 15,100千円)
2005年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
2004年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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キーワード | インテグレーション / 人工ウイルス / インテグラーゼ / YY1 / Qベクター / RNAガンウイルス / 遺伝子治療 / 核移行 |
研究概要 |
人工ウイルスによる宿主染色体への遺伝子の組込みを効率化するため、プレインテグレーション複合体(PIC)の構成成分を検討したところ、PICの重要な構成成分であるインテグラーゼと転写因子YY1が、またインテグラーゼインターラクター(INI-1)と遺伝子抑制に働くポリコームタンパク複合体のサブユニットであるBmiが結合することがわかった。そこでまずGST pull down法によりモロニー白血病ウイルスインテグラーゼとマウスYY1の相互作用を解析したところ、YY1のN末端部位とインテグラーゼが結合していた。YY1のC末端はDNA結合部位、N末端は転写活性化部位であることから、PICにおいてcDNAはインテグラーゼとともにYY1とも結合し、インテグレーション反応になんらかの影響を与えていることが示唆された。さらにHIV-1由来インテグラーゼもYY1と結合した。 一方、ウイルスベクター生産を効率化するため、一過性発現系であるQ-ベクターシステムについて検討した。従来法ではウイルス生産性のよいパッケージング細胞を用いて生産するが、手間が煩雑であり、時間がかかるという欠点があるのに対し、Q-ベクター法では2〜3日でウイルスが生産できる。生産されたウイルスの力価はウイルスの長さに依存するが、トランスジーンが2Kb程度の場合Qベクター法でパッケージングセル法と同程度の力価が得られた。またトランスジーンに細胞毒性がある場合はパッケージング細胞法に較べはるかに高い力価が得られた。
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