研究課題/領域番号 |
16370055
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 宮城県立がんセンター(研究所) (2006) 北海道大学 (2004-2005) |
研究代表者 |
島 礼 宮城県立がんセンター(研究所), 薬物療法学部, 部長 (10196462)
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研究分担者 |
田沼 延公 宮城県立がんセンター(研究所), 薬物療法学部, 研究員 (40333645)
野村 美有樹 宮城県立がんセンター(研究所), 薬物療法学部, 技官 (40390893)
菊地 九二三 (菊池 九二三) 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 教授 (20006117)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
15,500千円 (直接経費: 15,500千円)
2006年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2005年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
2004年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | TCPTP / MKP7 / LDP4 / PP2A / I-1^<PP2A> / pp32 / I-2^<PP2A> / SET / PP1 / オーロラキナーゼ / T-cell PTP / PTP1B / manzamenone / 阻害剤 / ビメンチン / 中心体 / プロテインホスファターゼ / MAPK / MAPKホスファターゼ / ユビキチン / LDP / 浸透圧刺激 / siRNA |
研究概要 |
新規ボスファターゼ阻害剤の開発 manzamenone誘導体がTCPTP阻害活性を持つ事を見出した。 ボスファターゼによる細胞外シグナルの核への伝達制御機構 (1)MKP7は通常は分解されやすい(半減期の短い)な蛋白であるが、活性化ERKによりSer446がリン酸化されると分解されなくなることがわかった。 (2)LDP3はソルビトール刺激によって惹起されるJNKとp38の活性化を特異的に増強ることが明らかとなった。ホスファターゼ分子のうちでMAPK刺激を増強する作用を持つものがあることを示した初めての報告である。 ボスファターゼによるレセプターの分解制御 細胞内においてgp130(S782)はPP2Aの標的であり、この脱リン酸化によりgp130を分解から防いでいること、を明らかにした。 ボスファターゼによる転写・翻訳制御機構 PP2Aの内在性阻害タンパクである、1-1PP2A/PP32および1-2PP2AISETのノックダウンにより、細胞の増殖が早くなり、MEKIERKの著しい活性化が認められることを見いだした。1-1PP2A/pp32と1-2PP2A/SETは核に存在することから、転写因子の脱リン酸化の阻害を介してMEKIERKの活性化に働く機構1が考えられた。 ボスファターゼによる細胞形質の制御 PP1の3種類の触媒サブユニットのノックダウンに成功し、それらの形質を明らかにした。ビメンチがPP1の結合タンパクであることを明らかにした。 ボスファターゼによる細胞分裂の制御 PP1がオーロラキナーゼAと結合して、Thr320を脱リン酸化し、活性を負に制御することを明らかにした。
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