研究課題/領域番号 |
16370060
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
北川 雅敏 浜松医科大学, 医学部, 教授 (50294971)
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研究分担者 |
北川 恭子 浜松医科大学, 医学部, 助手 (20299605)
内田 千晴 浜松医科大学, 医学部, 助手 (60223567)
小田 敏明 浜松医科大学, 医学部, 助教授 (90126805)
服部 隆行 浜松医科大学, 医学部, COE研究員 (50377751)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
15,500千円 (直接経費: 15,500千円)
2005年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
2004年度: 10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
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キーワード | 細胞周期 / RB / ユビキチン / プロテアソーム / RBタンパク質 / 癌化 / Mdm2 |
研究概要 |
本研究では癌抑制遺伝子産物であるRBタンパク質およびRBファミリータンパク質(P107やp130)の分解機構とその生理的意義を明らかにすることを目的としている 我々はp53のユビキチンリガーゼであるMdm2がRBタンパク質をユビキチン化する能力が有ることをin vitro再構成系およびin vivo(transfection系)で実証した。またユビキチン化されたRBタンパク質は、プロテアソームにより分解されることを見出した。これらの現象はRNAi法を用いたMdm2のノックダウンにより裏付けられた。 さらにこのMdm2の新機能の検証を行い、Mdm2のp53非依存的機能としてRBタンパク質を分解して、発がんに関与するのかどうかを検証した。実際にはp53ノックアウトMEFを用いたソフトアガーコロニー形成能を指標に、Mdm2のトランスフォーム活性を測定した。その結果、p53およびRBタンパク質両方に対するユビキチンリガーゼ活性がMdm2のトランスフォーム活性に必要であることを見いだした。一方で臨床癌検体のp53およびR8遺伝子の変異の解析と、Mdm2、p53およびRBのタンパク発現量の解析を行った。その結果、Mdm2がp53非依存的にRBタンパク質の低発現に関与している可能性が示唆された。
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