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皮脂腺活動からみたヒトの生理的多型性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16370105
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生理人類学
研究機関和歌山大学

研究代表者

今村 律子  和歌山大学, 教育学部, 助教授 (00176504)

研究分担者 矢野 勝  和歌山大学, 教育学部, 教授 (20200553)
綿貫 茂喜  九州大学, 大学院・芸術工学院, 教授 (00158677)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
2005年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2004年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
キーワード皮脂 / ワックスエステル / トリグリセリド / 肌着 / 皮膚表面皮脂 / 薄層クロマトグラフ法 / 生理的多型性 / 皮脂腺活動
研究概要

健康な男子学生28名に研究協力を依頼し、10月〜11月にかけての4週間の間、夜間睡眠時に同一素材の肌着をパジャマとして毎晩着用してもらい、その間の皮脂成分の変化を測定した。皮脂の採取法は、有機溶媒を用いたカップによる抽出法とし、背部肩甲骨上部から皮膚表面皮脂を実験前、実験開始1,2,3,4週間後に採取した。供試肌着は、綿100%(吸湿率7.75%)、ポリエステル100%(同0.63%)および綿・ポリエステル・キュプラ混(同6.46%)のそれぞれ水分率の異なる3種類のものとした。肌着の洗濯は験者が条件を統一しておこなった。皮脂分析は、薄層クロマトグラフ法を用いた。皮脂は、スクワレン(SQ)、トリグリセリド(TG)、ワックスエステル(WE)、遊離脂肪酸、コレステロールエステル、コレステロールおよびセラミドの7種類に展開分離させた。展開後の薄層プレートは、デンシトメータ(島津、CS-9300PC)で読み取り、定量化した。皮脂は、皮脂腺由来成分と表皮由来成分に分けることが出来る。本研究では、皮脂の約9割を占める皮脂腺由来成分であるSQ、TG、WEに注目して解析をおこなった。
グループ間のWE、TG、SQを平均値で、また着用前の値からの変化量で分析したところ、WEは、綿肌着着用群において、着用3週間目まで上昇し続け、平均162%となった。TGは、綿着用群は、1週間着用後132%まで上昇し実験終了時まで130%の値を維持した。ポリエステル着用群では、WEは、着用2週目まで一旦上昇したがその後低下し、実験終了時には78%であった。TGは、1週目にピーク値を取り、その後低下して最終的には80%であった。混紡肌着は、両者の中間になった。SQは、3種類の肌着間に一定の変化は認められなかった。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Effects of underwear materials on sebaceous gland activity2005

    • 著者名/発表者名
      IMAMURA Ritsuko, TOKURA Hiromi
    • 雑誌名

      Proceedings of the 3rd International Conference on Human-Environment System

      ページ: 192-195

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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