研究課題/領域番号 |
16380009
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
育種学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
熊丸 敏博 九州大学, 大学院・農学研究院, 准教授 (00284555)
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研究分担者 |
佐藤 光 九州大学, 大学院・農学研究院, 教授 (70128031)
小川 雅広 山口県立大学, 生活科学部, 教授 (10160772)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,660千円 (直接経費: 15,400千円、間接経費: 1,260千円)
2007年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2006年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2004年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | 細胞・組織 / 遣伝学 / ゲノ厶 / 種子 / イネ / 貯蔵タンパク質 / 遺伝学 / ゲノム / 植物 / PB-I / 翻訳終結因子 / 相補性検定 / RT-PCR / 小胞体 / 突然変異 / プロラミン / 胚乳 / 集積 / 翻訳 |
研究概要 |
1、プロラミンのPBIへの集積 イネCys-richプロラミンは3つの分子種(10kD,15kD,16kD)から構成され、Cys-poorプロラミン(13kD)と共に、プロラミンPB(PBI)を形成する。PBI形成の初期には10kDプロラミン分子が集積すること、プロラミンの集積は10、16、15、13kDの順にPBIへ集積することが明らかとなった。PBIは10kDプロラミンを中心部に集積し、PB構造の安定化のために核を形成していると推察した。10kDプロラミンが減少したesp3変異体のPBIでは核構造は認められず、10kDプロラミンの集積も認められなかった。さらに、野生型と比較して肥大化、変形したPBIが多数認められた。これらの結果はesp3変異体において、10kDプロラミンの欠損によりPBIの内部構造が脆弱であることを示している。10kDプロラミンが核構造形成に重要な働きをしていること、及びPBI構造の安定化のために核を形成する役割りを有していると考えた。 2、Esp1遺伝子の単離と機能解析 Cys-poorプロラミン減少型変異遺伝子esp1の原因候補遺伝子を特定するために、当該遺伝子近傍の高密度連鎖地図の構築と候補遺伝子による相補性検定を行なった。その結果Esp1遺伝子は翻訳終結因子 eRF(Eucaryotic Release Factor)1をコードしていることが明らかとなった。この結果は、Cys-poorプロラミンは、eRF1によって翻訳を制御されていることを示している。
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