研究課題/領域番号 |
16380044
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用昆虫学
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研究機関 | 独立行政法人農業生物資源研究所 |
研究代表者 |
行弘 研司 独立行政法人農業生物資源研究所, 昆虫科学研究領域・昆虫ゲノム研究・情報解析ユニット, 主任研究員 (50343992)
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研究分担者 |
伊藤 雅信 京都工芸繊維大学, 大学院・工芸科学研究科, 助教授 (60221082)
中島 裕美子 琉球大学, 遺伝子実験センター, 助教授 (70244340)
伴野 豊 九州大学, 農学研究院・遺伝子資源開発研究センター, 助教授 (50192711)
小瀬川 英一 独立行政法人農業生物資源研究所, 昆虫適応遺伝研究グループ, チーム長 (40391560)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
15,300千円 (直接経費: 15,300千円)
2006年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
2005年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2004年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
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キーワード | クワコ / カイコ / トランスポゾン / 塩基多型 / 染色体数多型 / 家畜化 / mariner-like-elements(MLEs) / 染色体多型 |
研究概要 |
og遺伝子にはカイコでは5つの均質であるが相互に分化したハプログループがることを確認した。クワコではどの配列の同一でなく挿入2系のいずれかに属すとともにカイコとは有意に分化していた。ミトコンドリアcoxl遺伝子は種内変異に極めて乏しいが、種間変異は有意であった。FHC遺伝子のイントロンは、変異に乏しいが複数のハプロタイプがカイコでも観察された。 カイコとクワコの類縁をアルカリ性フォスファターゼ(、4功遺伝子を用い調査した結果:1)クワコでもカイコ同様ALP遺伝子が重複していた。2)クワコ(日本産2、中国産6)とカイコ8品種の介在配列の構造は中国産クワコとカイコCタイプが良く一致し、調査したカイコの月炉遺伝子領域が中国産クワコから派生した可能性が示した。3)2つの、ALP遺伝子の塩基配列による分子系統樹はこれを支持した。 日本、大陸産クワコのMLEロセクロピア蚕MLEとロロロMLE(Bmmar6)ロITRロロロロロロロしてPCRで増幅ロロし解析した。その結果:1)Cecropia-ITR-MLEは日本産クワコでは単一グループであるが大陸産個体では多型を示した。2)日本産クワコはロロロロロいMLEロロ(Bmmar6)の一群を有し、それは日本産の他の鱗翅目でも存在し、最近生じたロロロロによるこのMLEの種間拡散を示唆する。3)日本産に特徴的なCecropia-ITR-MLEに挿入したレトロトランスポゾンLlBmは、挿入部位の特性、LlBmおよび挿入を被ったMLEの相同性よりこれ自体が転移酵素により水平的に伝播した可能性が示した。 北海道と埼玉、長野、福岡、長崎各県由来のクワコと保存中の来歴・由来の異なるカイコ系統の染色体数多型の有無を細胞遺伝学的に分析した。調べたクワコの染色体数は全てn=27であったが、九州大学大学院農学研究院保存のカイコの分析分17系統全てがn=28であった。
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