研究課題/領域番号 |
16380062
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 石川県立大学 (2005-2006) 石川県農業短期大学 (2004) |
研究代表者 |
熊谷 英彦 石川県立大学, 生物資源環境学部, 教授 (70027192)
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研究分担者 |
片山 高嶺 石川県立大学, 生物資源環境学部, 講師 (70346104)
玉置 尚徳 京都大学, 大学院・生命科学研究科, 助手 (20212045)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
2006年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
2005年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2004年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | 耐熱性セルラーゼ / エンドグルカナーゼ / セロビオヒドラーゼ / β-グルコシダーゼ / 耐熱性カビ / Thermoascus aurantiacus / Aspergillus oryzae / 耐熱性酵母 / 耐熱性セルラーゼクローニング / 酵母でのセルラーゼ発現 / 高温でのエタノール生産 / 熱安定性セルラーゼ / 熱安定性β-グルコシダーゼ / β-グルコシターゼ遺伝子 / Piehia pastris / bgI / bgII / 耐熱性β-グルコシダーゼ / 耐熱性β-グルコシダーゼ遺伝子 |
研究概要 |
(1)Thcrmoascus auraetiacus由来の耐熱性β-グルコシダーゼ(Bgl-I)遺伝子をクローニングし、Pichia pastorisを宿主とした大量発現系を構築した。本酵素を精製・結晶化し現在その立体構造を解析中である。 (2)耐熱性酵母Kluyveromyces marxlanusがGH family 3に属するβ-グルコシダーゼ遺伝子を保持していることを見出し、本遺伝子のクローニングを行った。現在、その発現システムを構築している。 (3)T.aurantiacusからβ-グルコシダーゼ遺伝子を単離しbg12と命名した。bg12遺伝子をメタノール酵母P.pastorisに導入し発現させ、β-グルコシダーゼBGL IIを精製しその性質を明らかにした。本酵素が有機溶媒により活性化されることを見出し、その機構を構造学的に解明した。即ちこの糸状菌から得られた他のQ-グルコシダーゼBGL Iのリンカー部分を導入したキメラBGL IIを作成したところ、このキメラ型BGL IIは有機溶媒による活性化を受けなかった。このことからBGL IIにおいては疎水性のリンカー部分が活性化の分子スイッチとして働いている可能性が推測された。 (4)T.aurantiacusの耐熱性β-グルコシダーゼ、同じくエンド-β-グルカナーゼ、セロビオヒドロラーゼをAspergillus orizaeの高発現系を用いて発現させた。 (5)耐熱性の酵母K.marxianusにT.aurantiacusからのβ-グルコシダーゼ、同じくエンド-β-グルカナーゼ、セロビオヒドロラーゼ遺伝子を導入し高発現させた。組み替え型酵母はセロビオースあるいはCMCセルローズを単一炭素源として生育し、43.4g/Lのアルコ0ルをセロビオースから生産した。
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