配分額 *注記 |
10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2004年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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研究概要 |
1.食用キノコ,エノキタケに含まれるセスキテルペンであるエノキポジンA,B,C,Dの全合成を達成した。2.ワラビに着生する放線菌が生産し,植物に対して強力な不定根形成促進作用を示すスピロ環型ポリケチドであるプテリジン酸A及びBの全合成を完成した。3.タバコ野火病菌が生産するβ-ラクタムアミノ酸型植物毒素タブトキシニン-β-ラクタムの合成を達成した。4.放線菌(Streptomyces alboniger)の気菌糸誘導活性物質であるパママイシン-635Aの南半球部の部分合成を完了した。5.海洋生物クリオネの防御物質であるプテロエノンの合成を達成した。6.ショウジョウバエ(Drosophila ananassae, D.pallidosa)の性フェロモン主成分の効率的簡便合成法を開発した。7.馬糞生息菌が生産する抗菌物質であるコミュニオールA,B,C,D,E,F,Hの全合成を達成するとともに,提唱されていた立体化学を全て訂正した。8.イネいもち病菌が生産する植物毒素ピリキュオールの全合成を完成し,絶対立体配置を決定した。9.ニワトリの餌となる魚粉中に含まれるニワトリ胃潰瘍誘導物質ジゼロシンの効率的短段階合成を開発した。10.ワラビに着生する放線菌が生産する植物発根阻害物質エライオフィリンのマクロジオライド型コアの短段階簡便合成法を確立した。11.その他:土壌中のカビから単離された血管新生阻害物質エポキシキノールA,Bの効率的全合成を達成した。ある種の海藻に含まれるアポトーシス誘導物質である多不飽和共役脂肪酸類の簡便な合成を達成した。ベトナム産高木に含まれるリツェアバーチシロールA,Bの両鏡像体の合成を完成した。
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