研究分担者 |
HOSSIN MD.Z (ザカリア ホセイン) 三重大学, 生物資源科学部, 講師 (10314139)
工藤 庸介 大阪府立大学, 大学院・生命環境科学研究科, 助手 (80305656)
田中 勉 神戸大学, 農学部, 教授 (20144602)
緒方 英彦 烏取大学, 農学部, 助教授 (90304203)
西村 伸一 岡山大学, 環境理工学部, 助教授 (30198501)
石黒 覚 三重大学, 生物資源学部, 助教授 (30137244)
小林 範之 愛媛大学, 農学部, 助教授 (00314972)
井上 一哉 神戸大学, 農学部, 助手 (00362765)
浜口 俊雄 京都大学, 防災研究所, 助手 (90263128)
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配分額 *注記 |
15,200千円 (直接経費: 15,200千円)
2006年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
2005年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2004年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
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研究概要 |
各種水利構造物の正確な性能評価を実現するために、コンクリートや土,基礎岩盤などを対象として,性能評価手法についての検討と検証を実施した。コンクリートの中でもダムコンクリートは,粗骨材が一般のコンクリートよりも大きいため,その性質に不明な点が残されている。破壊解析で必須なパラメータとなる破壊エネルギーについて,試験方法を確立するとともに,ダムコンクリートへの適用性を確認した。またダムコンクリートの自己収縮特性に関して,実験的手法を用いて検討を行った。さらには,コンクリート構造物を対象とした超音波法によるひび割れ深さの測定について,実験や実測を踏まえた検証を実施するとともに,コンクリートの材料となる骨材の枯渇問題への対策として,リサイクル材を用いたコンクリートの特性に関する検討を行った。土質材料に対しては,非線形性と異方性の両方を考慮した逆解析手法の開発を行い,また信頼性設計法をため池の耐震設計に適用した。さらに,セルオートマトン法を用いてパイピングの解析を行い,ため池堤体の安定性に関する検証を実矩した。基礎岩盤に対しては,ロック材の風化による材料特性の変化について調べるために,人工的に劣化を生じさせる実験を行い,強度や変形特性の変化について明らかにした。近年重要性が高まっている構造物の景観に対しては,斜面が持つ景観の特徴について分析を行うとともに,水利施設が持つ景観を含めた多面的機に能について検討を加え,多面的機能の性能規定化に向けた研究を行った。
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