研究課題/領域番号 |
16390011
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
伊藤 幸成 理研, 研究員 (80168385)
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研究分担者 |
石渡 明弘 独立行政法人理化学研究所, 伊藤細胞制御化学研究室, 研究員 (70342748)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
2005年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2004年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | 糖鎖 / 迅速合成法 / チオグリコシド / グリコシルフルオリド / グリコシル化反応 / ハイスループット最適化法 |
研究概要 |
糖鎖は著しい構造多様性を持っており、その機能の解明において合成化学的な切り口が推進力として機能するためには合成手法の迅速化が重要である。糖鎖の合成は多段階にならざるを得ないが、その殆どのステップにおいてクロマトグラフィーによる分離精製操作が必要になりこれが合成の迅速化を妨げている。これを踏まえて、本研究はより実践的な糖鎖迅速合成法の確立に向け、1)精製操作を必要としない糖鎖液相合成、2)糖鎖伸長反応(グリコシル化)のハイスループット最適化法、の2点について検討を行なう予定で開始した。 1)については以下の成果を得た。無精製合成プロセスを実現するために、i)ろ過、分液操作等の後処理で副生物を除去できるチオグリコシドまたはグリコシルフルオリド活性化系を用いる、ii)一時的保護基として選択的な脱保護が可能揮発性の副生物を与えるものを用いる、iii)最終段階で、本研究室で開発したCapture-release法による糖鎖の釣り上げを行う、iv)あらかじめ還元末端に導入した置換基の疎水性を利用して選別を行う、という4つの方策を組み合わせることを検討した。その結果、揮発性保護基としてはペンタフルオロプロピオニル基、t-ブチルジメチルシリル基が有効であることを見いだし、最終段階でのCapture-release法による糖鎖の釣り上げができることも確認した。 2)に関しては、重水素ラベルした保護基を導入した糖ブロックを合成し、これらを用いたグリコシル化反応の結果(収率、選択性)をMALDI-TOF-MSとNMRにより評価できることを見いだした。
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