研究課題/領域番号 |
16390043
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
澤田 康文 東京大学, 大学院情報学環, 教授 (80114502)
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研究分担者 |
大谷 壽一 東京大学, 大学院薬学系研究科, 寄付講座教員(客員助教授) (70262029)
堀 里子 東京大学, 大学院薬学系研究科, 寄付講座教員(助手相当) (70313145)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
12,300千円 (直接経費: 12,300千円)
2006年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2005年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2004年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
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キーワード | テーラーメード医療 / 処方設計支援 / 電子カルテ / 薬物相互作用 / 医薬品適正使用 / 育薬 / 医薬品情報 / 医療品情報 |
研究概要 |
薬物動態・薬物動力学の理論を応用し、実際の医療現場における処方設計や処方チェック、医薬品適正使用、医薬品情報提供などに役立てるためのコンピュータシステムの構築を目標とした研究を行った。具体的には1)腎障害患者におけるACE阻害薬やニューキノロン系抗菌薬の投与設計、2)健康食品であるセント・ジョーンズ・ワートの摂取が、薬物体内動態に与える影響の定量的予測、3)非定型抗精神病薬による各種副作用の評価、4)消化管内における錯体形成に起因するニューキノロン系抗菌薬の薬物相互作用の回避、5)イトラコナゾールとCYP3A4の基質薬物を一定の投与間隔をあけて投与した場合の薬物相互作用の程度、6)α遮断薬による前立腺肥大の治療効果予測、7)抗うつ薬による立毛・鳥肌の回避、8)フッ化ピリミジン系抗癌剤と代謝阻害剤との配合剤の体内動態予測、のためのテーラーメード薬物治療設計支援システムのアルゴリズムを完成させた。そして完成させたアルゴリズムに基づき、その一部についてはコンピュータ支援システムのプロトタイプを構築した。例えば1)に関しては、腎障害患者における薬物の投与量な投与間隔を調節することで、任意の薬物の動態を、健常者のそれとなるべく近いものにするためシステムのプロトタイプをパーソナルコンピュータ上に構築した。 これ以外にも、服薬不遵守時や剤形変更時に必要とされるテーラーメード薬物治療設計支援システムに関するニーズのアンケート調査を行い、そのシステムのアルゴリズムとプロトタイプを完成された。また、適正な処方設計・調剤支援システムのための医薬品製剤情報の規格化などの基礎的調査も行った。(677)
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