| 研究課題/領域番号 |
16390166
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
衛生学
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| 研究機関 | 北海道大学 |
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研究代表者 |
佐田 文宏 北海道大学, 大学院医学研究科, 助教授 (90187154)
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| 研究分担者 |
岸 玲子 北海道大学, 大学院医学研究科, 教授 (80112449)
西條 泰明 旭川医科大学, 医学部, 助教授 (70360906)
水上 尚典 北海道大学, 大学院医学研究科, 教授 (40102256)
永井 秀雄 自治医科大学, 医学部, 教授 (00164385)
佐田 尚宏 自治医科大学, 医学部, 助教授 (20261977)
山田 秀人 北海道大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (40220397)
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| 研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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| 研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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| 配分額 *注記 |
14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
2006年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2005年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
2004年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
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| キーワード | 植物由来化学物質 / インスリン様増殖因子 / ホルモン感受性疾患 / ステロイド代謝酵素 / 遺伝子多型 / エストロゲン / サイトカイン / リスク評価 / 代謝酵素 / カフェイン / 遺伝子発現 / マイクロアレイ |
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| 研究概要 |
がんや循環器疾患に防御的に働くと考えられているイソフラボンなどの植物由来化学物質の摂取とインスリン様増殖因子を指標として、ホルモン感受性疾患との関連を、疫学研究とin vitro実験により明らかにすることを目的として、以下の研究を実施した。
1.習慣流産、子宮内発育遅延、多嚢胞性卵巣症候群、前立腺がん、乳がん、膵がん、前立腺肥大症、尿道下裂、停留精巣、血管炎、循環器疾患等の疾患を対象に、主として症例対照研究の形で実施した。
2.食餌性因子や喫煙・飲酒等の生活習慣が疾患に及ぼす影響を明らかにするため、対象者に質問紙調査を実施した。
3.個体要因としてステロイド代謝酵素、異物代謝酵素、葉酸代謝酵素、炎症性サイトカイン、インスリン様増殖因子(IGF)ファミリー(IGF、IGF結合蛋白(IGFBP)、IGFBP分解酵素)、耐糖能関連物質等に着目し、これらの遺伝子多型解析を行い、前立腺がんと乳がん患者には、血清IGF-I濃度測定を行った。
4.現在までに、以下の結果が得られた。
(1)CYP1A2遺伝子では、CYP1A2*1Fアリルをホモに持つ場合、1日あたり300mg以上のカフェイン摂取で習慣流産のリスクの上昇がみられた。PAPPA遺伝子Y1224S多型のS/S型では、妊娠9週以降に流産をおこすタイプの習慣流産のリスクの有意な上昇がみられた。
(2)COMT遺伝子V158M多型のM/M型で、子宮内発育遅延、低出生体重のリスクが上昇した。
(3)母親のCYP1A1遺伝子MspI多型野生型、患児のHSD17B3遺伝子G289S多型のS/S型、HSD3B1遺伝子I79V多型のV/V型、ESR1遺伝子XbaI多型のA/A型及びESR2遺伝子2681-4A>G多型のA/A型では尿道下裂のリスクの上昇がみられた。
5.今後、これらの研究を継続し、環境要因と遺伝要因の交互作用を、さらに詳細に検討する予定である。
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